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第47回 展示数約3,500点!金物のまちならではの資料館 三木市立金物資料館(広報みき2023年6月号掲載記事)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2023年5月25日更新
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三木市立金物資料館

1976(昭和51)年に開館した金物資料館は、三木に伝わる金物に関する資料や大工道具【鋸(のこぎり)・鑿(のみ)・鉋(かんな)・鏝(こて)・小刀(こがたな)】などを一般公開しています。展示されている金物の数は約3,500点にのぼり、愛好家をはじめ、DIYを趣味とする方などを中心に、県外からも多くの来館者が訪れています。

先人が積み上げてきた技術・考えに触れる場

三木市立金物資料館 館長 藤本 光宏さん
三木市立金物資料館
館長 藤本 光宏さん


金物資料館は、金物のまち三木に伝わる伝統的手工業の製法や金物製品の貴重な資料を収集・保存・展示する施設として開館しました。
展示物の多くは有志から寄贈いただいた大変貴重なものばかりです。
当館の特徴は、原材料から製品化までの製造工程を実物で見ることができるパネルが数多く展示されているところです。1つ1つの工程を詳しく紹介する展示はめずらしく、伝統的手工業を後世に残そうとした先人たちの意志を強く感じます。
また、日本で千年以上にわたって受け継がれてきた製鉄法である「たたら製鉄」の資料や道具のほか、たたら製鉄で生み出された金物の原材料となる鋼などの展示もあり、見ごたえたっぷりです。
私たちの祖先が積み上げてきた技術を大切に守りつつ、産業のさらなる発展を促す一つの場として活用してもらえることを念頭に、今後も資料館の充実に取り組みます。
製造工程紹介用各製造段階の実物品の展示
製造工程の紹介では説明のパネルと各製造段階の実物品を展示している。

ぼ
たたらで精錬された鉄の塊「ぼ(けら)」。この中にごく僅かな鋼が含まれている。

原則毎月第1日曜に金物神社で古式鍛錬が見れます!

古来の伝統技法を継承するため、三木金物古式鍛錬技術保存会の5部会【鋸(のこぎり)・鑿(のみ)・鉋(かんな)・鏝(こて)・小刀(こがたな)】のメンバーが交代で公開実演を行っています。
鍛造に使う炎を制御する「鞴(ふいご)」を使い、その御神火で鉄を鍛える光景を間近で見学できます。
古式鍛錬
場所  金物資料館横の古式鍛錬場

 

みきのえぇトコ第47回「展示数約3,500点!金物のまちならではの資料館 三木市立金物資料館」を掲載した広報みき6月号(2023年)はこちら

このページに関するお問い合わせ先

金物資料館 (三木市上の丸町5ー43)
Tel:0794-83-1780

三木工業協同組合
Tel:0794-82ー3154

広報みき