
誰もが親しみのある人気乳製品メーカー、ヤクルト。
実は三木市にはその工場があり、予約をすれば工場見学ツアーに参加できるんです!
子どもはもちろん大人も一緒になって楽しめる仕掛けがいっぱいのツアーのポイントを、行程順にレポートします。
全国に 5 カ所あるヤクルト本社の乳製品工場のうちの一つ。ここではヤクルトの原料液、ソフール 4 種、ミルミル、BF-1 を生産。 所要約 1 時間 30 分の見学ツアーでは、最新の生産ラインや検査装置を見たり、乳酸菌の働きを楽しく学ぶことができます。
ヤクルト本社 兵庫三木工場(やくるとほんしゃ ひょうごみきこうじょう)
- 電話番号
- 0794-89-8960
- 住所
- 三木市志染町戸田字中尾1838-266
- 交通
- 山陽道三木東ICから約2km
- 料金
- 見学無料(2日前までに要予約)
- 予約方法
- ヤクルト本社HPから予約可能(10名以上の団体の場合は電話にて予約受付)
- 時間
- 9時30分~14時30分※30分間隔で見学スタート(12時、12時30分は除く)
- 定休日
- 日曜、年末年始
- 駐車場
- 30台(無料)
工場へ着いたらエントランスへ。見学が始まるまでの待ち時間も退屈しないよう色々な展示物が用意されています。大きなヤクルトモニュメントやミルミル号は写真映えもバッチリ! 待っている間に写真撮影を楽しみましょう。

写真上:近代的な建物で美しく整備された兵庫三木工場。 写真左下:エントランスのミルミル号は動かないけど試乗可能。 写真右下:キッズルームや子ども用トイレもあり、小さな子ども連れも安心
最初の展示ホールでは、「乳酸菌シロタ株」が出来るまでの成り立ちや働きを展示パネルで紹介。タッチパネルを使ったゲーム「菌究 labo」など、遊びながら学べるコーナーで、子どもも大喜びです。

写真上:「乳酸菌シロタ株」はヤクルトの創始者・代田稔氏が強化培養に成功した乳酸菌のこと。 写真左下:壁の展示では企業の歴史や菌の作用について紹介。 写真右下:タッチパネルで菌のゲームに挑戦!
いよいよ工場内部が見える「PR 通路」へ。160m もある長い通路に、微生物検査室から製造、出荷工程までを一気に展示。稼働中の生産現場を見ることができます。詳細はツアー参加者だけのお楽しみですが、そこには驚きの事実がいっぱいでした!

写真左:微生物検査室、分析室、製造室での服装などを展示。衛生面への徹底的なこだわりが分かります。 写真右:身体に付いたチリや埃などを吹き飛ばすエアシャワーも体感できます
お次はヤクルトの心臓部でもある培養タンクを見学。ヤクルトの原料液が入ったタンクが無数に並びます。1 タンクに一体何本分のヤクルトが入っていると思いますか? 答えはぜひ現地で確かめてください。

写真上:高さ6m、直径2.5mのタンクのミニチュア模型を展示。 写真左下:タンクの内部もスタッフが手作業でくまなく洗浄するのだそう。 写真右下:タンクが並ぶフロアのバーチャルゾーン
続いては、出来上がったソフールやミルミルの中身を容器に充填し、出荷するまでの工程を見学。高速でレールを流れているソフールやミルミルを正確に積み上げていく大型ロボットなど、最新マシンに思わず釘付け!

写真上:充填用の機械や容器内面を検査する装置などが並ぶ。 写真左下:各工程を映像でも詳しく解説。 写真中央下:生産ラインを流れていくミルミル。 写真右下:大型ロボットが軽々と商品を持ち上げ、正確に梱包する姿は圧巻
見学後は PR ホールに移動し、ヤクルト商品の試飲をしつつビデオ上映を観賞。菌の働きや製造工程を知ってよりヤクルト商品が美味しく感じられるはず。最後にはヤクルト製品「ミルージュ 200」やヤクルト容器を再利用して作ったプラリサイクル品(オープナー)がもらえて、大満足のツアーでした!

写真左:乳酸菌の大切さをアニメ仕立てにして上映。 写真右:オープナーは形状までヤクルト風
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