(目的)

第1条　この規程は、三木市水道事業が開設する無線局の適正かつ能率的な管理運営について、必要な基本的事項を定めることを目的とする。

(用語の定義)

第2条　この規程において、次に掲げる用語の意義は、電波法令の規定によるほか、当該各号に定めるところによる。

(無線局責任者及びその職務)

第3条　無線局の適正な管理運営を確保するため、次に掲げる責任者を置く。

(無線局責任者の指定)

第4条　前条に掲げる無線局責任者は、それぞれ次の者があたる。

(無線設備の操作)

第5条　基地局の無線設備の操作は、原則として無線従事者が行うものとする。

(法令の遵守等)

第6条　無線局の運用については、電波法令を遵守するとともに、近畿総合通信局(以下「通信局」という。)の指導に従わなければならない。

(無許可変更の禁止)

第7条　無線設備の内容は、通信局の許可を得ないで変更してはならない。

(免許証の携帯)

第8条　無線従事者は、無線局の業務に従事するときは、無線従事者免許証を携帯しなければならない。

(研修)

第9条　無線局責任者は、相互に協力して、少なくとも年1回以上無線取扱者に対して、無線に関する研修を行うものとする。

(検査時の立会等)

第10条　通信局から定期検査等の実施通知があった場合は、総括責任者又はその指示を受けた他の責任者は、事前に無線機器の点検及び法定備付書類等の整備を行い、検査が円滑に行われるよう整備するものとする。

(基本的遵守事項)

第11条　無線局の運用については、次の各号に掲げる基本的事項を遵守しなければならない。

(目的外通信)

第12条　前条第1号の規定にかかわらず、次の各号のいずれかに該当する場合は、通信を認める。

(通信の原則)

第13条　無線局の通信は、正確、簡潔、明瞭を旨とし、次に掲げる行為をしてはならない。

(呼出し及び応答)

第14条　呼出しを受けたときは、直ちに応答しなければならない。

(備付書類及び保存期間等)

第15条　無線局には、正確な時計のほか次に掲げる業務書類を備え付けなければならない。

(機器の保護)

第16条　無線機器の取扱いは、丁寧、清潔を旨とし、火気、冠水、じんあい等から保護するよう細心の注意を払わなければならない。

(電源)

第17条　無線機の電源は、常に「ON」の状態とし、万一閉局しなければならないときは、事前に運用責任者の許可を得るものとする。

(設備の点検)

第18条　整備責任者は、無線設備の保守の万全を期するため、次に掲げる定期点検を行うものとする。この場合において、他の無線局責任者及び無線取扱者は、必要によりこれに協力しなければならない。

(非常通信実施報告)

第19条　無線取扱者は、第12条第1項第5号に規定する非常通信を行ったときは、速やかにその状況を運用責任者に報告するものとする。

(違反局の報告)

第20条　無線取扱者は、電波法令に違反して運用した無線局を認めたときは、速やかに運用責任者に報告するものとする。

(通信局への報告)

第21条　前2条の規定による報告を受けた運用責任者は、直ちに総括責任者にその旨を報告するとともに、通信局に報告しなければならない。

(措置状況報告)

第22条　総括責任者は、通信局が行う定期検査において指示又は勧告事項があった場合は、速やかに必要な措置をとるとともに、無線検査簿に記入し、その措置状況を通信局に報告しなければならない。

(故障報告)

第23条　無線取扱者は、無線設備に故障等の異状を発見したときは、速やかにその状況を整備責任者に報告しなければならない。

(無線従事者選解任届)

第24条　総括責任者は、無線従事者の選任又は解任があった場合は、速やかにその選(解)任届を作成し、通信局に報告しなければならない。