○三木市火災予防規則
平成2年5月23日
規則第14号
(趣旨)
第1条 この規則は、消防法(昭和23年法律第186号。以下「法」という。)及び三木市火災予防条例(昭和37年三木市条例第16号。以下「条例」という。)の施行に関し必要な事項を定めるものとする。
(立入検査の証票)
第2条 法第4条第2項(第16条の3の2第3項、法第16条の5第3項及び第34条第2項において準用する場合を含む。)の規定による証票の様式は、様式第1号のとおりとする。
(措置命令等を発した場合における公示の方法)
第2条の2 消防法施行規則(昭和36年自治省令第6号。以下「施行規則」という。)第1条に規定する公示の方法は、三木市公告式条例(昭和29年条例第6号)に定める方法のほか、当該命令に係る防火対象物又はその場所への標識の設置、その他別に定める方法により行うものとする。
(防火対象物の点検基準)
第2条の3 施行規則第4条の2の6第1項第9号に規定する点検基準は、次に掲げるとおりとする。
(点検の特例要件)
第2条の4 施行規則第4条の2の8第1項第4号に規定する特例要件は、次に掲げるとおりとする。
(1) 前条の基準に適合していること。
(2) 条例第40条の規定を遵守していること。
(3) 条例第41条の規定を遵守していること。
(防火責任者の選任)
第3条 消防法施行令(昭和36年政令第37号。以下「令」という。)第1条の2第3項に定める防火対象物の関係者は、防火管理の業務を適切に行うため、その補佐として、防火責任者を置くものとする。
(標識及び表示板等)
第4条 条例第8条の3第1項及び第3項、第11条第1項第5号(同条第3項、条例第12条第2項及び第3項並びに第13条第2項及び第4項の規定において準用する場合を含む。)、第11条の2第2項、第17条第3号、第23条第2項及び第4項、第31条の2第2項第1号(条例第33条第3項において準用する場合を含む。)、第34条第2項第1号並びに第39条第4号の規定による標識又は表示板は、別表のとおりとする。
(喫煙等禁止場所の指定)
第5条 条例第23条第1項の規定による喫煙若しくは裸火の使用又は火災予防上危険な物品の持込を禁止する場所の指定は、告示して行うものとする。
(1) 法第2条第7項に規定する危険物
(2) 液化石油ガス保安規則(昭和41年通商産業省令第52号)の適用を受ける液化石油ガス
(3) 一般高圧ガス保安規則(昭和41年通商産業省令第53号)第2条第1項に定める可燃性ガス
(4) 火薬類取締法(昭和25年法律第149号)第2条第1項に掲げる火薬類
(裸火使用の承認の申請)
第5条の2 条例第23条第1項ただし書の規定による承認を受けようとする者は、喫煙、裸火使用、危険物品持込み承認申請書(様式第2号)を、消防長に2部提出するものとする。
(1) 条例第17条の3
(2) 条例第22条の2
(3) 条例第34条の2
(4) 条例第36条の2
(消防用設備等工事着工の届出)
第10条 法第17条の14の規定による消防用設備等の工事着工の届出は消防長に2部提出して行うものとする。
(着工届出書の添付書類)
第11条 消防法施行規則第33条の18の届出書及び第9条の規定による届出書に添付する書類は、次に掲げる図書とする。ただし、当該消防用設備等の種類により不要と認められる図書については、省略することができる。
(1) 付近見取図、平面図、立面図、断面図及び仕上表
(2) 消防用設備等の設計書、仕様書、計算書、系統図及び配管図又は配線図
(消防用設備等の特例適用の願出)
第11条の2 令第32条の規定による願出は、消防用設備等の特例適用願(様式第5号の3)を消防長に2部提出して行うものとする。
炉・厨房設備・温風暖房機・ボイラー・給湯湯沸設備・乾燥設備・サウナ設備・ヒートポンプ冷暖房機・火花を生ずる設備・放電加工機設置届出書(様式第6号)
急速充電設備・燃料電池発電設備・発電設備・変電設備・蓄電池設備設置届出書(様式第7号)
(3) 第13号の規定による届出
ネオン管灯設備設置届出書(様式第8号)
(4) 第14号の規定による届出
水素ガスを充てんする気球の設置届出書(様式第9号)
(1) 第1号の規定による届出
火災とまぎらわしい煙等又は火炎を発するおそれのある行為の届出書(様式第10号)
(2) 第2号の規定による届出
煙火打ち上げ・仕掛け届出書(様式第11号)
(3) 第3号の規定による届出
催物開催届出書(様式第12号)
(4) 第4号の規定による届出
水道断水・減水届出書(様式第13号)
(5) 第5号の規定による届出
道路工事等届出書(様式第14号)
(6) 第6号の規定による届出
露店等の開設届出書(様式14号の2)
(指定洞道の届出)
第13条の2 条例第45条の2第1項の規定による届出は、指定洞道等届出書(様式第14号の3)に、次に掲げる図書を添付して行わなければならない。ただし、条例第45条の2第2項において準用する同条第1項の届出をするときは、当該変更事項以外の事項にかかわる図書の添付を省略することができる。
(1) 指定洞道等の経路、出入口、換気口の位置及び建物と接続する防火区画等の概要図
(2) 指定洞道等の内部に敷設され、又は設置されている通信ケーブル等、消防用設備等、電気設備、換気設備、連絡電話設備、給水設備、排水設備、防水設備、金物設備その他重要な物件の概要書
(3) 指定洞道等の内部における火災に関する次に掲げる事項を記載した安全管理対策書
ア 通信ケ一ブル等の難燃措置に関する事項
イ 火気を使用する工事又は作業を行う場合の火気管理、喫煙管理等の出火防止に関する事項
ウ 火災予防組織に関する事項
エ 火災発生時における早期発見、初期消火、通報連絡、避難、延焼拡大防止、消防隊への情報提供等に関する事項
オ 職員及び作業員の防火上必要な教育訓練に関する事項
カ その他安全管理に関する事項
(火災予防上必要な業務に関する届出)
第13条の3 条例第42条の3第2項の規定による届出は、火災予防上必要な業務に関する計画提出書(様式第14号の4)を消防長に2部提出して行うものとする。
(火災に関する警報)
第16条 法第22条第3項の規定による火災に関する警報(以下「火災警報」という。)に関して市長が火災予防上危険であると認める気象の状況は、次の各号に掲げるとおりとする。
(1) 実効湿度60%以下、最低湿度40%以下で、かつ風速毎秒7メートル以上となる見込みのとき。
(2) 平均風速10メートル以上の風が1時間以上連続して吹く見込みのとき。
(火災警報発令、解除の伝達)
第17条 市長は、法第22条第3項の規定により発した火災警報を伝達するためにあらかじめ協力して必要な施設を利用するものとする。
(たき火、喫煙の制限)
第18条 法第23条の規定によるたき火又は喫煙の制限は、告示して行うものとする。
(火災通報場所の指定)
第19条 法第24条第1項の規定による市長の指定する火災の通報場所は、三木市消防本部、消防署及び消防分署とする。
(公表の対象となる防火対象物及び違反の内容)
第20条の3 条例第47条の2第3項の規則で定める公表の対象となる防火対象物は、令別表第1(1)項から(4)項まで、(5)項イ、(6)項、(9)項イ、(16)項イ、(16の2)項及び(16の3)項に掲げる防火対象物で、法第17条第1項の政令で定める技術上の基準又は同条第2項の規定に基づく条例で定める技術上の基準に従って屋内消火栓設備、スプリンクラー設備又は自動火災報知設備を設置しなければならないもののうち、法第4条第1項に規定する立入検査においてこれらの消防用設備等が設置されていないと認められたものとする。
2 条例第47条の2第3項の規則で定める公表の対象となる違反の内容は、前項の防火対象物に屋内消火栓設備、スプリンクラー設備又は自動火災報知設備が設置されていないこととする。
(公表の手続)
第20条の4 条例第47条の2第1項の規定による公表は、前項第1項の立入検査の結果を通知した日から14日を経過した日において、なお、当該立入検査の結果と同一の違反の内容が認められる場合に、当該違反が是正されたことを確認できるまでの間、本市ホームページへの掲載により行う。
2 前項に規定する方法により公表する事項は、次に掲げるものとする。
(1) 前条第2項に規定する違反が認められた防火対象物の名称及び所在地
(2) 前条第2項に規定する違反の内容(当該違反が認められた防火対象物の部分を含む。)
(3) 前2号に掲げるもののほか、消防長が必要と認める事項
(施行の細目)
第21条 この規則の施行に関し必要な事項は、消防長が定める。
附則
(施行期日)
1 この規則は、公布の日から施行する。
(三木市火災予防規則の廃止)
2 三木市火災予防規則(昭和41年三木市規則第14号)は、廃止する。
附則(平成4年6月29日規則第19号)
この規則は、平成4年7月1日から施行する。
附則(平成15年8月5日規則第15号)
この規則は、平成15年10月1日から施行する。
附則(平成17年10月24日規則第84号)
この規則は、平成17年10月24日から施行する。
附則(平成18年6月23日規則第37号)
この規則は、公布の日から施行する。
附則(平成20年12月1日規則第37号)
この規則は、公布の日から施行する。
附則(平成24年10月10日規則第33号)
この規則は、平成24年12月1日から施行する。
附則(平成26年6月20日規則第13号)
この規則は、平成26年7月1日から施行する。
附則(平成30年12月21日規則第19号)
この規則は、平成31年4月1日から施行する。
附則(令和元年7月1日規則第2号)
この規則は、令和元年7月1日から施行する。
附則(令和2年12月23日規則第28号)
この規則は、令和3年4月1日から施行する。
別表(第4条関係)
根拠条文 | 標識等の種類 | 標識等 | 寸法 | 色 | |||
幅cm | 長さcm | 地 | 文字 | ||||
燃料電池発電設備 | である旨を表示した標識 | 15以上 | 30以上 | 白 | 黒 | ||
変電設備 | |||||||
急速充電設備 | |||||||
発電設備 | |||||||
蓄電池設備 | |||||||
水素ガスを充てんする気球の掲揚場所の立入及び火気を禁止する旨の表示 | 30以上 | 60以上 | 赤 | 白 | |||
「禁煙」、「火気厳禁」又は「危険物品持込み厳禁」と表示した標識 | 25以上 | 50以上 | 赤 | 白 | |||
30以上 | 60以上 | ||||||
客席の全面に設ける「禁煙」の標識 | 12以上 | 36以上 | 赤 | 白 | |||
喫煙所である旨の表示 | 10以上 | 30以上 | 白 | 黒 | |||
「少量危険物取扱所」である旨並びに危険物の品名、最大数量及び防火に関し必要な事項を記載した標識。ただし、車両に固定されたタンクによるものを除く。 | 30以上 | 60以上 | 白 | 黒 | |||
車両に固定されたタンクによる少量危険物取扱所のタンクの後部・板の表示及び車両の前後の見易い箇所に設ける標識 | 30以上 | 30以上 | 黒 | 黄色の反射塗料 | |||
25以上 | 40以上 | 白 | 黒 | ||||
防火に関する必要な事項を記載した標識 | アルカリ金属の酸化物若しくはこれを含有するもの又は禁水性物品にあっては | 30以上 | 60以上 | 青 | 白 | ||
第2類(引火性固体を除く)にあっては | 赤 | ||||||
第2類のうち引火性固体、自然発火性物品、第4類又は第5類にあっては | 赤 | ||||||
その他のものにあっては | 赤 | ||||||
指定可燃物を貯蔵し、又は取り扱っている旨並びに最大数量を記載した標識 | 30以上 | 60以上 | 白 | 黒 | |||
車両に固定されたタンクによる指定可燃物取扱所の表示及び標識 | 30以上 | 30以上 | 黒 | 黄色の反射塗料 | |||
25以上 | 40以上 | 白 | 黒 | ||||
防火に関する必要な記載事項を記載した標識 | 可燃性固体類又は可燃性液体類にあっては その他のものにあっては | 30以上 | 60以上 | 赤 | 白 | ||
定員表示板 | 30以上 | 25以上 | 白 | 黒 | |||
満員札 | 50以上 | 25以上 | 赤 | 白 |