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競馬・遊楽図屏風(市指定文化財)

印刷ページを表示 文字を大きくして印刷 更新日:2019年2月1日更新
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競馬・遊楽図屏風(八曲一双 (くらべうま・ゆうらくずびょうぶ(はっきょくいっそう))

指定区分 市指定文化財
種  別 絵画
指定年月日 平成11年3月17日
年  代 江戸時代(寛永年間)
所有者 金剛寺
所在地 京都国立博物館(寄託)
概  要  

 八曲一双(はっきょくいっそう)の細長い画面に、一方は競馬の情景、他方には男女の遊楽図が描かれている。このような対照的な主題を描き分けて一双とする屏風としてはかなり珍しい組み合わせである。 

 競馬図については、京都の加茂社で催されている競馬を描いたものとされている。加茂社の一の鳥居の袂での喧嘩と、それをとりまく人たちや逃げ惑う人々、埒内を駆ける馬、決勝点に駆込む馬2頭、見物人などが描きだされている。

 もう一隻は、遊女と男達の野外での遊楽の場面を描く。二人の達者を従え、脇息に寄り掛かった額帽子の男を中心に、左には禿(かむろ)にひかれた盲目の法師、幇間(ほうかん)らしき男相手にふざける遊女たちと長煙管を持つ若衆や幕を背に舞を舞う若衆など、右側には茶の支度をする茶坊主や双六に興じる遊女と、その勝敗の行方を見守る男達などが表現されている。

 元和から寛永の頃から洛中洛外図や祭礼行事図は凋落を見せ、かわって男女遊楽図に移行していくが、金剛寺の本屏風は、2隻の図を以って近世初期の風俗画の過渡期を反映させている珍しい作品である。

競馬・遊楽図屏風の写真
競馬・遊楽図屏風(左隻)

競馬・遊楽図屏風の写真
競馬・遊楽図屏風(右隻)