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「突拍子もないアイデア、大歓迎!」 広報の課題に取り組む外部アドバイザーの登用決定!

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2021年11月24日更新
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発足式の様子

三木市では、市民から「市が何をしているか分からない」という意見をいただくなど、情報発信力が長年の課題でした。
この状況を変えるため、市は2021年10月4日、株式会社アナザーワークス(代表取締役CEO 大林尚朝)と連携協定を結び、同社が運営する複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を通じて、広報アドバイザーとデザインアドバイザーを募集しました。
その後、三木市の力になりたいと、21名ものプロ人材の方からご応募をいただきました。

選考の結果、専門的な知見や実績を持つ3名のアドバイザーの登用を決定しました。
登用期間は2021年11月15日から2022年年3月31日までの約5カ月間です。
アドバイザーには、市の情報発信強化に向け、広報活動への助言に加え、職員の意識・スキルを高めるためのサポートをいただきます。

本記事では、この取組の発足式の様子についてお知らせします。

目次

仲田市長からのご挨拶

アドバイザーの自己紹介・意気込みなど

大林代表(株式会社アナザーワークス)からのご挨拶

意見交換レポート

仲田市長からのご挨拶

仲田市長

このたび、アナザーワークスの複業クラウドを通じて、谷ノ内さま、浅川さま、川副さまの3名の方に三木市の広報・発信戦略にご参画いただくことになりました。
三木市は概ね人口7万6千人の神戸市に隣接したまちであり、大工道具をはじめとする「金物」、日本酒の原材料である「酒米山田錦」、そして「ゴルフのまち」が3大地域資源です。日本最古の金物のまちと言われており、「酒米山田錦」については質・量ともに日本一の生産地でもあります。ゴルフ場の数は、全国で2番目、西日本では一番多く、25カ所あります。
また、「ネスタリゾート神戸」や全国レベルの馬術大会が行われる「三木ホースランドパーク」、また日本最大級の防災拠点である「三木総合防災公園」など、大規模施設が集積しています。
都会に近い一方で、豊かな自然や病院もたくさんあることが評価され、週刊誌『女性自身』(光文社・2021年3月2日号)の「住みやすいまちランキング(大阪圏)」において2位という評価を受けました。
少子高齢化社会において、三木市も人口減少が進んでいますが、都会に近いという観点など、三木市はまだまだ発展していくまちだと思っています。

三木市では情報発信をしているものの、「市が何をしているか分からない」という声を市民からいただいています。
そうした中、アナザーワークスを通じて、3名のアドバイザーと一緒に発信力の強化に取り組ませていただきます。
アドバイザーの皆さんの専門家の目、プロの目で我々の市へアドバイスをいただければと思っております。
どうぞよろしくお願いします。

アドバイザーの自己紹介・意気込みなど

広報アドバイザー・谷ノ内 識(たにのうち さとし)氏

谷ノ内さん

現職の大学の広報担当者で、大阪の追手門学院大学の広報課長をしています。また、並行して広報PR論を専門とした研究に取り組んでいます。
大学時代は考古学を専攻しました。城郭をテーマにしていたこともあって、三木城跡など、これまで3回ほど三木市を訪れたことがあります。
大学卒業後はNHKに就職して、そこで報道記者を7年勤め、その中で自治体や大学を取材する中で、広報に大きな課題があることを知りました。そういった中で、自分が研究もできる実践者になろうと思って現在の大学に転職。並行して、大学院に進学して研究を続け、博士を取得しました。
こうした研究の知見と実践の経験などに加え、マスコミでの経験を活かして、今回の課題に三木市職員の皆さんと挑んでいきたいと思っています。

広報・デザインアドバイザー・浅川 淑子(あさかわ よしこ)氏

浅川さん

大学卒業後、スカンジナビア政府観光局(デンマーク・ノルウェー・スウェーデン)でPR・広報を担当しておりました。そこで5年間、プレスリリースを書いたり、マスコミの方々の対応をさせていただいたりしました。当時は広報の機能をあまりよく分かっていない中、上の方から教わったことを中心に手探りで取り組んでいました。
その後15年ほど、雑誌や書籍、小学生向けの新聞など、マスコミの側から書く・発信するという仕事をしました。その中でたくさんのプレスリリースを目にすることもあり、マスコミでの経験を通じて、「今だったらこういう発信ができる」という確信が自分の中で持てるようになりました。
今は独立し、企業や自治体などで広報戦略のコンサルティングと、組織開発のコーチングを行っています。
三木市にはまだ伺ったことがなく、今回の募集を通じて初めて知ることになりました。逆に、知らないからこその客観的な視点で三木市の強みなどを引き出し、どのような情報をどのように届けると効果的なのかをアドバイスさせていただければと考えています。
過去の編集業務の中では、デザインの大枠を考えたり、デザイナーの方々と細部についてやりとりをする機会も多々ありました。その経験を活かして、どのようなデザインをめざすと伝わりやすくなるのかについても提言できればと思っています。

広報アドバイザー・川副 祐樹(かわそえ ゆうき)氏

川副さん

三木市出身で現在は神戸市に住んでいます。大学卒業後、大手メーカーの広報職として東京を拠点とした後、海外赴任なども経験しながら、社内外の広報活動を通して、企業価値の向上、社員の帰属感や誇りの醸成などに取り組んできました。
同社で技術営業職を務めた後、2020年に転職し、それを機に兵庫県に戻ってきました。現在は県内の他業種メーカーで社外広報を担当しています。
県外に出てからは、三木市により関心を持つようになり、まさに三木市の広報施策を通じて、市の情報に触れていました。
また、年に3回ほど三木市に訪れたり、家族や友人の話を聞く中で、三木市が複雑で困難な課題に直面していることを感じ、自分にも何か恩返しができないかと思っていたところ、今回の募集を見つけました。
三木市を離れていても、何か安心できる、ワクワクできるようなコミュニケーションに、これまで培った力で少しでも貢献できればと考えています。
今回のプロジェクトを通じて、プライベートな目標にはなりますが、三木に住む友人に「最近の三木市の広報は変わったな」と言われることを一つの指標として、頑張りたいと思います。

大林代表(株式会社アナザーワークス)からのご挨拶

大林代表

改めて、三木市と発足式を迎えることができ、大変嬉しく思います。
我々が今進めている自治体との複業人材登用プロジェクトにおいて、三木市の取組は兵庫県内では初、そして全国的には16事例目となります。
今回、広報・デザインのプロフェッショナルである3名のタレントと三木市のプロジェクトに、我々がご縁をつなげたことは大変嬉しく、この3名にご参画いただけること、心強く思っております。ぜひ一緒に成功に向かい歩んでいければと考えています。

三木市では、発信する情報を伝えたい層に向けて届けられるように、庁内の発信力を高めたいと、複業人材の登用を開始されました。つまり今回のプロジェクトは、市民の皆さま、職員のために実施されるものだと思っております。
三木市と複業人材とで知識や知恵、経験を集結させて、タッグを組みあって取組を成功させたいと思っております。弊社も全力で並走させていただきますので、サポートできる部分は何なりと申し付けください。
皆さまのフィードバックとともに我々は成長していくものだと思っておりますので、改めて、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

意見交換レポート

【仲田市長】

この取組には3つの要素が必要だと思っています。

1点目は、職員の意識改革です。

いろんな施策は、市民に伝わってこそ仕事になります。しかしながら、市の職員は「記者発表をすることで記者さんの問い合わせを受けるための準備をしないといけない」など、負担が増えることばかりを考えがちだと思います。
いくら良い事業をしていても、それが市民に伝わらなければ意味がないと思っています。
ぜひ、職員の意識向上を図っていきただくようお願いします。

2点目は、どうすればメディアに取り上げてもらえるか。

アドバイザーの皆さんの中にはマスコミ出身者も居られます。同じ記事の書き方でも、どうすれば興味を持ってもらえるか、例えば「全国や県内で初」など入れた方が良いのか。そうした視点もご教示いただきたいです。
市民からは、「子育ては他市が頑張っているのに、三木市はどうなってるの」というお声を聞きます。いざ調べてみると、やはり三木市も負けていません。ピンポイントで他市が取り上げられることはありますが、三木市は全体的にバランスが良い反面、なかなか取り上げてもらいにくいということがあるかと思います。ここをどう発信するかについても、ぜひアドバイスをいただけたらと思います。

3点目は、情報の整理。

市では広報みきを毎月発行しておりますが、情報量が多くなりすぎているページがあります。部署によって、「誰かに言われたから」、「約束したから載せないといけない」など、言い訳のように掲載するところなど、行政の悪い側面が出てしまっていると思います。
同じ情報を毎月載せるのではなく、そのときに伝えないといけない情報は何か、市民が求める情報はなにかに集中すべきだと思いますので、ここについてもどうぞよろしくお願いします。

 

【浅川氏】

私は広報の仕事をはじめた当時、文章表現など、技術的に難しく感じることがありました。しかし次第にやっていくうちにメディアの方々との人間関係ができ、メディアの露出が増えていきました。
このような経験が積み重なると発信が楽しくなり、書くのが苦痛でなくなり、もっともっと知ってもらいたいと思えるようになっていきます。職員の方々にも広報の仕事が楽しいものであることや、発信することが楽しくなることを感じていただきたいと思っています。
また、「やらなくてはいけない」という意識から「やりたい」と感じてもらえるよう、自らモチベーションを高めていただくための思考法もお伝えできればと思います。

 

【谷ノ内氏】

三木市は「誇りをもって暮らせるまち三木」というキャッチコピーがあると思います。
まずは市役所の皆さんが自分のまちに誇りをもってもらいたいと考えており、何をもって誇りを持ったとするのかというところから、職員の皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。
その中で、目標の設定や課題の捉え方などを一緒に整理し、5カ月のうちに成果を上げたいと考えています。

 

【川副氏】

このタイミングだから市長や幹部職員にお伝えしたいことがあります。
さきほど市長がおっしゃられた通り、職員の方は何か発信するとなると面倒なことが増えることや、発信することで発生する責任を感じていると思います。
いい方向に進む発信であれば、組織やルールの枠を超えて、喚起いただくなど、少し生意気にはなりますが、どんと構えて、責任は取るという姿勢でお願いしたいと思います。

 

【仲田市長】

民間でも同じでしょうが、最終的にはすべて社長・市長の責任です。そこは私も覚悟しております。
私個人的には、市長に就任して5年目になりますが、庁内の風通しを良くしているつもりです。ただ、職員の皆さんは市長の前では返事がいいのですが、いざことが進むとなったら、課内での反発や部長の壁が厚いとか、いろいろ感じてるところがあると思います。

 

【浅川氏】

私が行っているコーチングでは、それぞれの個人の力を引き出すことを重視しています。
その中の課題解決のプロセスでは、職員の方々から突拍子もないアイデアが出てくるかもしれません。そのようなときにも、寛大なお心で見守っていただけると、とてもありがたく思います。
チャレンジングな取組を受け止めていただけたらすごく嬉しいです。

 

【仲田市長】

突拍子もないアイデアがあれば喜んで歓迎します。
ぜひよろしくお願いします。

これはせっかくの縁ですので、前向きにプラス思考で考えていただき、これを機に皆さまが行政との取組を経験され何らかのスキルアップになったら三木市としても非常に嬉しく思います。

ぜひ皆さんのプロの目で、三木市の情報発信にアドバイスをしていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。