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みきのええトコ

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2025年9月1日更新
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みきのえぇトコ

広報みきの裏表紙では、三木市の観光資源や名産、事業などの魅力を関係者にお話を伺いながら紹介するコーナー「みきのええトコ」を掲載しています。

広報みきの市の魅力紹介コーナー「みきのええトコ」に掲載している記事をまとめましたのでご覧ください。

最新回

​​​​イーアイソレーション

実物大の免震部材に建物が載った状態を再現して大地震の揺れに耐えられるかを試験する国内初の実大免震試験機。今回は、この施設を運営する免震研究推進機構の宮原さんにお話を伺いました。

確かな免震・制振技術の進化で、世界の安全に貢献する!

宮原貴昭さん
▲一般財団法人免震研究推進機構
E-Isolation
事務局長 宮原貴昭さん

日本の免震構造は、1983年に住宅で初めて導入され、1995年に発生した兵庫県南部地震で免震構造の優れた性能が発揮されたことで、急速に普及が進みました。
免震は、建物と地面の間に免震部材を設置して、地震のガタガタする揺れを絶縁し建物をゆっくり揺れるようにします。当施設では、実際の地震を想定した大きな荷重、速度、変形を免震部材に加えて、その性能を調べる実験を行っています。この実験で得られたデータは、命を守る建物の設計に活かされることに加え、新しい免震部材の開発にも役立てられています。免震構造や制振構造は大きな地震を受けても被害を受けることがなく、取り壊しや再建設が不要となり、建設資材の削減につながり、SDGsの達成にも大きく貢献しています。この世界トップレベルの技術を見るために世界各地から研究者の方が視察に来られています。
世界の10%の地震が日本で起きていると言われています。今後も免震・制振部材の真の性能を明らかにし、技術の発展に取り組むことで、世界の安全に貢献していきたいと思います。さらに、地震後も使い続けられる建物を増やし、「逃げなくても済むまちづくり」をめざします。
また、当施設は、防災について学ぶ「兵庫県防災ツーリズム<外部リンク>」にも登録されています。関心のある方は、ぜひ見学にお越しください。

実大免震試験機を使用した実験の様子
​▲実大免震試験機を使用した実験の様子

このページに関するお問い合わせ先

一般財団法人免震研究推進機構<外部リンク>
三木市​志染町三津田西亀屋1503-13
Tel:0794-70-8440

みきのええトコ第74回「国内初! 実大免震試験機「E-Isolation(イーアイソレーション)」」を掲載した広報みき9月号(2025年)はこちら

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