【市長メッセージ】新型コロナウイルス感染症に対する市の取組について （6月26日）

新型コロナウイルス感染症に対する市の取組について

三木市新型コロナウイルス対策本部長
三木市長　仲　田　一　彦

　三木市長の仲田一彦です。

　兵庫県における国の緊急事態宣言が、5月25日に解除となり、はや1か月が経過しました。

　6月に入り、市内の小・中・特別支援学校では、2週間の分散登校の期間を経て16日から全面再開をいたしました。また、図書館や公民館といった、市内公共施設についても一定の制約はあるものの、新型コロナウイルス第2波による感染拡大の防止に備えつつ、日常を取り戻す取組を進めているところです。

　このたびの新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関しましては、市民の皆さまに外出自粛や店舗の休業などの要請について、長期間に渡り、ご協力をいただき、感謝申し上げます。

　私といたしましても、市民の皆さまのつらい思い、深い痛みに少しでも寄り添いたいとの思いから、市長、副市長、教育長の特別職について10％の給与カットを12月の期末手当と合わせ半年間実施します。また、市職員互助会からの申し出を受けた寄附金1，000万円を合わせて、0歳から18歳の子どもをもつ「ひとり親世帯への緊急支援」に、そのお金を充てさせていただくことにしました。

　また、市議会からは、政務活動費や行政視察に係る経費の削減と12月期末手当についても30％カットしていただきました。これにつきましても、本市の未来を担う子どもたちのため、国の「子育て世帯臨時特別給付金」の制度を拡充し、今年の6月以降、来年3月末までに生まれたお子さまについても支給対象とするようにしました。

　今後は、新型コロナウイルス対策関連事業へも充てさせていただきます。

　新型コロナウイルス感染症という未曽有の危機に直面し、市議会と市職員が、まさに一丸となり「チーム三木」として、向かうべき方向を共有できたことを嬉しく思っております。

　なお、税金についてお困りの方につきましては、納税猶予や税の減免制度がありますので、ご相談ください。

　小、中、特別支援学校では、4月、5月の休校による授業時間を確保するため、夏休みを短縮します。その影響で増加した給食費については市が全額負担します。

　また、市内の消費を活性化させるため、プレミアム率20％の商店街お買い物券の発行や、キャッシュレス決済を利用した場合に25％のポイントを付与する国のマイナポイント事業に対して、市独自に25％のポイントを上乗せすることにより、市内商店の利用促進と、市民の皆さまへの消費喚起を行い、市内経済の活性化を図ってまいります。

　ここでお知らせがあります。本年も11月に予定していた「三木金物まつり」を中止することが実行委員会で決定されました。

　全国から人が集まる大規模なイベントにおいては、万全な感染症対策をとることが難しいとの判断からです。楽しみにされている方も多いとは存じますが、これも苦渋の決断であり、皆さまの命にかかわることですので、ご理解をお願いいたします。

　これからの時期は、梅雨入りによる台風や局地的豪雨の発生など自然災害が起こりやすい季節を迎えます。

　どうか、日頃から災害への備えと、市やマスコミが発する防災情報には十分にご注意をいただき、有事の際には、早め早めの避難行動を心がけていただきますよう、お願いを申し上げます。

　最後になりますが、私たちは、これからも感染予防をしていく生活が求められ、マスクの着用、3密対策、キャッシュレスといった新しい生活様式への対応をしていく必要があります。三木市におきましても、市民の皆さまと一緒となって、新しい三木市を築き、「誇りを持って暮らせるまち」に向けて取り組んでまいります。