ケアリーバー

ケアリーバー(社会的養護経験者)とは

ケアリーバーとは、児童養護施設や里親家庭などを巣立ち、社会的養護を離れて生活するこども・若者のことを指します。

本来、こどもが大人になるまでには、家族の支えや周囲の見守りの中で、少しずつ自立していく準備をします。

しかし、何らかの理由で保護者と一緒に暮らすことが難しいこどもたちが施設等を離れる時、家族からの支援が見込めず、施設等とのつながりも薄れ、退所後の生活に困難を抱える場合が少なくありません。

厚生労働省が2020年度に初めて実施した全国調査では、ケアリーバーが、進学や就職、住まいや人間関係など、さまざまな悩みを抱えていることがわかっています。

 

ケアリーバーという言葉はまだあまり知られていないかもしれませんが、地域の理解と関わりは何よりの支えになります。

 

相談窓口

　「ちょっと心配…」「誰かに聞いてほしい」と感じたら、一人で抱え込まず、ぜひご相談してください。　

ひょうご自立支援相談・交流拠点(ケアリーバー専門相談窓口)

兵庫県在住で、施設や里親家庭を巣立ち、生活している方々が安心して自立できるよう、さまざまなサポートを行っています。

・生活支援：個別相談、住まい探し、各種手続きの同行など

・就労支援：仕事の探し方のアドバイス、履歴書の書き方、企業見学会など

・交流の名の提供：気軽に集まれる交流会

 

電話番号：078-855-9980

相談時間：月曜日から金曜日　午前9時から午後5時(祝日・年末年始をのぞく)

hyogo-kids.gr.jp/komorebi/

 

こどもサポートセンター

地域の妊産婦や子育て家庭、こども自身からのあらゆる相談に応じています。

相談に応じて、関係機関と連携を図り支援を行います。

電話番号：0794-82-9910

相談時間：月曜日から金曜日 午前9時から午後5時(祝日・年末年始をのぞく)

兵庫県　ケアリーバーへの支援

　兵庫県では、ケアリーバーへの支援について、施設等の入所中から自立に向けた支援や退所後のアフターケアまで寄り添って支援しています。ケアリーバーの支援について

 

その他

2021年全国初のケアリーバーの現状に関する全国調査

児童養護施設等への入所措置や里親委託等が解除された者の実態把握に関する全国調査

2023年　兵庫県が行ったケアリーバーに時間する調査

ケアリーバーの実態把握アンケートの結果(兵庫県)