子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの予防接種
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウィルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。平成25(2013)年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、令和3(2021)年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされ、令和4年4月から個別の勧奨を行うこととなりました。
厚生労働省作成リーフレットをお読みいただき、ワクチンについて十分理解していただいたうえで希望される方は接種してください。
高校1年生相当及びキャッチアップ接種の対象者は無料期間の終了が迫っています!(令和7年3月31日まで)
9月までに1回目の接種を!(接種完了まで6か月必要です)
定期接種の対象となる現在高校1年生相当の方(今年度16歳になる方)は、令和7年3月31日までに接種を完了する必要があります。現時点で、来年度の延長の予定はありません。
また、接種の機会を逃された方に対しては、定期接種の年齢を超えて接種を行う「キャッチアップ接種」を行っています。令和4年度から令和6年度までの3年間の措置となり、令和7年3月31日で終了となります。
※「定期接種」の概要についてはこちらをご覧ください。
※「キャッチアップ接種」の概要についてはこちらをご覧ください。
1 令和7年3月31日までが無料期間の対象者
定期接種対象者 | 平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれの女子(高校1年生相当) |
キャッチアップ対象者 |
平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子 |
合計3回の接種が必要で、接種完了まで約6か月かかります。1回目の接種は9月までに受けましょう!
※期限を過ぎると全額自己負担になり、1回あたり15,000円~30,000円程度かかります。
2 接種に必要なもの
予診票、母子健康手帳など接種歴のわかるもの
※転入や紛失等で予診票がお手元にない場合は、以下1・2を、担当課に持参または郵送してください。
1 予防接種予診票交付申請書 [PDFファイル/521KB]
2 母子健康手帳(過去の予防接種記録が分かるページ)※郵送の場合は写しを添付してください。
3 実施医療機関
令和6年度三木市定期予防接種協力医療機関一覧 [PDFファイル/271KB] を参考に、予約のうえ接種してください。
混雑する場合がありますので、スケジュールに余裕をもって、予約してください。
協力医療機関以外で接種を希望される場合、事前に担当課までご相談ください。(事前手続きが必要)
定期接種の概要
16歳頃までに接種するのが最も効果が高いとされています。希望される方は定期接種の期間内に接種しましょう。
1 標準的な接種スケジュール
(1)定期接種の対象者
小学校6年生~高校1年生相当年齢の女子 (令和6年度:平成20年4月2日~平成25年4月1日生まれ)
有効期限:16歳の誕生日を迎える年度の3月31日まで
※平成20年4月2日~平成21年4月1日(高校1年生に相当)の女子は令和7年3月31日まで
3回接種を期間内に完了するためには、1回目の接種を令和6年9月までに終える必要があります。
(2)標準的な接種年齢
中学1年生 (予診票は、中学1年生の4月頃に送付しています)
(3)接種のすすめ方 ※接種を完了するまで約6か月かかります。
これから接種を始める方 |
2価・4価・9価のいずれかのワクチンを接種します。 2価・4価は3回接種で完了、9価は15歳になるまでに1回目を受ける場合は2回接種で完了、15歳になってから1回目を受ける場合は3回接種で完了(どのワクチンを選択するかは医師と相談しましょう) |
1~2回接種している方 |
原則同一ワクチンで接種を完了させますが、接種医と相談のうえ、残りの接種に9価を選択することも可能 |
3回完了している方 |
接種は必要ありません。 |
※3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
2 各ワクチンの接種スケジュール
種類 |
標準的な接種期間 |
回数 |
|
2価 (サーバリックス) |
1回目から1か月の間隔をおいて2回目を接種した後、 |
3回 |
|
4価 (ガーダシル) |
1回目から2か月の間隔をおいて2回目を接種した後、 |
3回 |
|
9価 (シルガード9) |
1回目を15歳になるまでに受ける場合 |
1回目から6か月の間隔をおいて2回目を接種 |
2回 |
1回目を15歳になってから受ける場合 |
1回目から2か月の間隔をおいて2回目を接種した後、 |
3回 |
標準的な接種間隔をとることができない場合 (医師と要相談)
標準的な接種間隔をとることができない場合には、以下の必ずあける必要がある間隔をあけて接種してください。
【必ずあける必要がある間隔】
1 シルガード9(9価)
3回接種の場合
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目を接種する。
2回接種の場合
5か月以上の間隔をおいて、2回接種する。
2 ガーダシル(4価)
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目を接種する。
3 サーバリックス(2価)
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔を
おいて3回目を接種する。
3 接種に必要なもの
予診票、母子健康手帳など接種歴のわかるもの
※転入や紛失等で予診票がお手元にない場合は、以下1・2を、担当課に持参または郵送してください。
1 予防接種予診票交付申請書 [PDFファイル/521KB]
2 母子健康手帳(過去の予防接種記録が分かるページ)※郵送の場合は写しを添付してください。
4 実施医療機関
令和6年度三木市定期予防接種協力医療機関一覧 [PDFファイル/271KB] を参考に、予約のうえ接種してください。
混雑する場合がありますので、スケジュールに余裕をもって、予約してください。
協力医療機関以外で接種を希望される場合、事前に担当課までご相談ください。(事前手続きが必要)
キャッチアップ接種の概要
早い年齢で接種するのが最も効果が高いですが、それ以上の年齢で接種しても、ある程度の有効性があることが、国内外の研究で示されています。
1 キャッチアップ接種の対象者・実施期間
平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子のうち未接種者
※期間:令和7年3月31日まで
3回接種を期間内に完了するためには、1回目の接種を令和6年9月までに終える必要があります。
※費用:無料 (期間を過ぎると自己負担になります。)
2 キャッチアップ接種のすすめ方
定期接種で使用するワクチンは、3種類(2価・4価・9価)です。
原則、同一ワクチンで接種を完了させます。接種完了まで約6か月かかります。
これから接種を始める方 |
2価・4価・9価のいずれかのワクチンを接種します。 いずれのワクチンも3回接種で完了 (どのワクチンを選択するかは医師と相談しましょう) |
1~2回接種している方 |
原則同一ワクチンで接種を完了させますが、残りの接種に9価を選択することも可能 ※医師と相談 |
3回完了している方 |
接種は必要ありません。 |
※3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
3 キャッチアップ接種の各ワクチンの接種スケジュール
種類 |
標準的な接種期間 |
回数 |
2価 (サーバリックス) |
1回目から1か月の間隔をおいて2回目を接種した後、 1回目から6か月の間隔をおいて3回目を接種。 |
3回 |
4価 (ガーダシル) |
1回目から2か月の間隔をおいて2回目を接種した後、 1回目から6か月の間隔をおいて3回目を接種。 |
3回 |
9価 (シルガード9) |
1回目から2か月の間隔をおいて 2回目を接種した後、1回目から6か月の間隔をおいて3回目を接種。 |
3回 |
標準的な接種間隔をとることができない場合 (医師と要相談)
標準的な接種間隔をとることができない場合には、以下の必ずあける必要がある間隔をあけて接種してください。
【必ずあける必要がある間隔】
1 シルガード9(9価)
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目を接種する。
2 ガーダシル(4価)
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目を接種する。
3 サーバリックス(2価)
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔を
おいて3回目を接種する。
4 接種に必要なもの
予診票、母子健康手帳など接種歴のわかるもの
※転入や紛失等で予診票がお手元にない場合は、以下1・2を、担当課に持参または郵送してください。
1 予防接種予診票交付申請書 [PDFファイル/521KB]
2 母子健康手帳(過去の予防接種記録が分かるページ)※郵送の場合は写しを添付してください。
5 実施医療機関
令和6年度三木市定期予防接種協力医療機関一覧 [PDFファイル/271KB] を参考に、予約のうえ接種してください。
混雑する場合がありますので、スケジュールに余裕をもって、予約してください。
協力医療機関以外で接種を希望される場合、事前に担当課までご相談ください。(事前手続きが必要)
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの概要
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。
感染すると、ウイルスが自然に排除されることもありますが、そのままとどまることもあり、長い間排除されずに感染したままでいると子宮頸がんが発生すると考えられております。ワクチン接種で感染を防げば、子宮頸がんの一部を予防することができると考えられています。
現在日本で接種できるワクチンは、予防のできるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができ、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。シルガード9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
また、HPVワクチンが、がんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
詳しくは、以下「厚生労働省リーフレット」をご覧ください。(2024年2月改定版)
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ [PDFファイル/604KB]
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ [PDFファイル/3.27MB]
小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版) [PDFファイル/6.71MB]
平成9年度生まれ~平成19年度生まれの女性へ [PDFファイル/492KB]
平成9年度生まれ~平成19年度生まれまでの女性へ大切なお知らせ [PDFファイル/3.18MB]
医療従事者の方へ ~HPVワクチンに関する情報をまとめています~ [PDFファイル/1.8MB]
相談支援体制について
兵庫県において、相談窓口が設置されています。
相談窓口 |
相談例 |
電話番号 |
健康部門(疾病対策課) |
・接種後の副反応 ・市の窓口 |
078-362-3226 |
教育部門(教育委員会事務局
体育保健課) |
症状があり、通学や学習に不安がある |
078-362-3789 |
子宮頸がん予防(HPV)ワクチン 任意接種費用助成事業について
(申請期間は令和7年3月31日まで)
令和4年3月31日までに任意接種を受けた方に接種費用を助成
定期接種の機会を逃した方で、任意接種として自費で接種された場合に接種費用の助成を行います。
1 助成対象者
次の(1)~(4)すべてに該当する方(※同種の費用の助成を三木市以外の市区町村から受けた方を除きます。)
(1) 令和4年4月1日時点で三木市に住民登録がある方
(2) 平成9年4月2日から平成17年4月1日までの間に生まれた方
(3) 16歳となる日の属する年度の末日までに子宮頸がん予防(HPV)ワクチン定期接種において3回の接種を完了していない方
(4) 17歳となる日の属する年度の初日から令和3年度の末日までに国内の医療機関で組換え沈降2価HPVワクチン又は組換え沈降4価HPVワクチンの任意接種を受け、実費を負担した方(平成26年度から令和3年度末までに、任意接種を受けた方)
(5) 助成を受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていない方
2 助成内容
子宮頸がん予防(HPV)ワクチン接種に対する実費(最大3回接種分まで)のうち、接種を受けた年度の1回あたりの金額(合計最大3回接種分)を上限に助成します(事務費等を除く)。
なお、証明書発行等に要した費用は助成対象外です。
接種を受けた年度 | 1回あたりの金額(上限) |
---|---|
平成26年度~令和元年度 | 15,500円 |
令和2年度 | 15,890円 |
令和3年度 | 15,900円 |
※令和4年度以降は、定期予防接種(キャッチアップ接種)として、無料で接種できます。
なお、令和4年4月以降に自費で接種された方については、三木市定期予防接種費助成要綱に基づき対応します。
3 申請方法
下記の申請書類を健康増進課に提出してください。
(1) 三木市ヒトパピローマウィルス感染症に係る任意接種費助成申請書(様式第1号) [PDFファイル/155KB]
(2) 添付書類(ア及びイ)
ア 接種費用を支払った事実、その額及び接種回数を証明する書類(原本)
例)領収証
イ 申請者の接種記録が確認できる母子健康手帳、予防接種済証その他の接種済みの記載がある予診票等の写し
※ア及びイの添付書類を提出できない場合
三木市ヒトパピローマウィルス感染症に係る任意接種費助成申請用証明書(様式第2号) [PDFファイル/81KB]
4 申請期限 令和7年3月31日
5 助成方法 口座振り込み
6 案内ちらし
子宮頸がん予防(HPV)ワクチン任意接種費助成事業のご案内 [PDFファイル/290KB]
HPVワクチン接種後に生じた症状の診療について
HPVワクチン接種後に生じた症状の診療については、協力医療機関が選定されています。気になる症状が出たときには、まずは接種医機関などの地域のかかりつけ医療機関を受診してください。必要に応じて、かかりつけ医療機関より協力医療機関を紹介され、受診していただきます。
厚生労働省リーフレット「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」 [PDFファイル/1.24MB]
おねがい
・子宮頸がん予防ワクチンにより、ヒトパピローマウイルスに起因する子宮頸がんの予防確率が高まるとして、定期接種とされましたが、子宮頸がん検診が不要になるものではありません。
・ワクチン接種の有無にかかわらず、20歳以上の女性は子宮頸がん検診を2年に1度受けましょう。
関連リンク
厚生労働省のホームページ<外部リンク>
兵庫県のホームページ<外部リンク>