イノシシにご注意ください!
令和4年10月20日の早朝、三木市吉川町大畑付近の路上で、イノシシ1頭の目撃情報がありました。
本来イノシシは臆病な動物で、ほとんどの場合は人前に姿を見せず、逃げていきます。しかし、人の気配に気付かず、突然出会ったりすると驚いて襲ってくることもあるので注意が必要です。
イノシシに出会ったら
もし、イノシシに出会った場合でも無理に追い払おうとせず、背中を見せずにゆっくり後退して、その場を立ち去りましょう。また、建物や車などに入ったり、物陰に身を隠したり、高いところに移動するなどして安全を確保しましょう。
被害が出るおそれがある場合、安全を確保してから、三木市役所(※平日の午前8時30分~午後5時00分)および三木警察署(0794-82-0110)に、ご連絡ください。
イノシシと出会わないために
早朝や夕方、暗い時間帯は、野生動物が活発に活動しますので、外出する際は十分に注意してください。
音(鈴やラジオなど)や光(懐中電灯など)でこちらの存在を知らせるような工夫をしてください。
イノシシの生態(出典:兵庫県森林動物研究センター「イノシシの被害防止 出没させない集落づくり」)
対策の基本は、「餌場をなくす」こと
イノシシを集落や農地に近寄らせないためには、エサとなるような野菜くず、残飯などの生ごみ、廃棄果樹などを屋外に放置しないように注意してください。
また、イノシシは用心深い動物です。からだを隠せるようなしげみをなくすことで、イノシシにとって居心地が悪い地域環境をつくり、出没を減らせると言われています。
ゴミ出しをする際は、収集日前日等に出されたゴミは、イノシシの餌になってしまうおそれがあります。決められた時間と場所に出すようマナーの徹底をお願いします。
三木市では、集落および各猟友会と連携して、イノシシの有害捕獲事業等に取り組んでいます。区長および農会長からの「駆除依頼書」と具体的な被害場所を確認したうえで、対策方法を検討していきます。
場所により捕獲罠を設置できなかったり、周辺に餌場があったりすると慎重な性格のイノシシは罠に寄り付きません。集落内のイノシシのエサを減らしたり、林縁部の見通しを改善したりするなど、イノシシにとって居心地が悪い集落づくりを進めるため、地域全体で継続的に対策に取り組んでいくことが重要です。