スクミリンゴガイ(俗称:ジャンボタニシ)に注意
スクミリンゴガイ(俗称:ジャンボタニシ)に注意!
市内においても、スクミリンゴガイの発生が確認されています。
スクミリンゴガイの生態
リンゴガイ科の1 種である大型の巻貝。成貝は殻高2~7cm程度。
殻口は大きく、角質のふたを有する。
殻の色は黄褐色~黒褐色で、黒色に近いものもある。
在来のタニシ(タニシ科)との見分けは難しいが、濃いピンク色の卵塊があれば生息していると
分かる。
他のタニシ類に比較して、螺旋(らせん)の上部の長さが短く、殻径と殻高の長さがほぼ同じ。
スクミリンゴガイの卵
色は濃いピンク色でよく目立つ。200~300 個程度の卵からなる卵塊を形成し、卵塊の大きさ
は長さ3cm、幅1月5日cm 程度が多い。ふ化直前は黒~白っぽく、ふ化すると白色になる。
産卵はふ化した稚貝が水中に落下しやすい場所で行われ、水面より上の植物体(稲の茎など)
や水路の壁などに産み付けられる。
卵は水中ではふ化できない。そのため、卵塊を水中に払い落とすことで駆除が可能。ただし、
ふ化直前の黒~白っぽい卵は水中でふ化可能であるため、除去又は押しつぶすことが必要。
PV2 という神経毒が卵に含まれる。そのため、卵を食べる生き物はほぼいないとされる。
スクミリンゴガイには寄生虫が感染している可能性や、特に卵には毒性がありますので、絶対に触らないようにしましょう。
(引用 スクミリンゴガイ防除対策マニュアル<外部リンク> 農林水産省消費・安全局植物防疫課)