平成25年度秋の訓練強化月間・・・消防団
秋の深まりと共に、各ご家庭ではストーブなどの暖房器具の使用が増え、毎年この時期から春先にかけ火災が増加傾向にあります。
三木市消防団では、11月を「秋の訓練強化月間」と定め、分団・班の枠を超えた地区単位の訓練を行い、火災への備えを強化しています。
火災の大半は「ちょっとした不注意」から発生しています。特に、暖房器具の使い初めには十分に点検を行い、周りに衣類や雑誌などを置かないよう心がけ、使用方法を守って快適な冬をお過ごし下さい。
火災原因別一言アドバイス
「秋の訓練強化月間」各地区の訓練
地区名 | 訓練開始日時 | 訓練場所 | 訓練内容 |
---|---|---|---|
三木 | 11月4日9時00分 | 消防本部 | 普通救命講習 |
別所 | 11月10日7時00分 | 消防本部 | ポンプ取り扱い訓練 普通救命講習 |
志染 | 11月10日9時00分 | 地区内 志染町公民館 |
中継訓練・ポンプ点検 普通救命講習 |
細川 | 11月23日8時00分 | グリーンピア三木 | 事業所との合同訓練 普通救命講習 |
口吉川 | 11月17日9時00分 | 地区内 口吉川町公民館 |
ポンプ点検 普通救命講習 |
吉川 | 11月17日7時00分 | 地区内 吉川分署 |
計画訓練 ポンプ点検 |
団本部 | 12月1日9時00分 | 消防本部 | 消防団員リーダー研修 |
今年の訓練は、消防団員の応急処置技術の向上のため普通救命講習も行っています。
(地区名をクリックすると訓練の様子が閲覧できます)
三木地区
三木地区では、消防団員31名が普通救命講習を受講しました。
消防署の救急救命士から、応急手当の重要性について講義を受け、傷病者の観察から始まり、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用等の実技訓練を受け、参加者全員に普通救命講習修了証が交付されました。
別所地区
別所地区では、火災多発期を前に、小型ポンプの操作手順の確認と専門業者によるポンプ点検を行い初動体制の強化を図りました。
集合した別所地区消防団員
専門業者によるポンプ点検(大きな不具合はありませんでした)
ポンプ点検後には、27名の消防団員が、普通救命講習を受講しました。講師の消防署の救命士の方から説明を受け、実技訓練、最後には効果測定が行われ、全員に修了証が交付されました。
応急処置の重要性についてDVD鑑賞
3班にわかれて実施しました。胸骨圧迫(1分間位100回以上)
口対口の人工呼吸
AEDを装着し心電図を解析中
志染地区
志染地区では、分団単位で中継訓練を行い、消火活動の連携強化を図りました。
また、専門業者によるポンプ点検も併せて実施しました。
訓練開始報告
ため池に水利部署
登り坂のホース延長は大変でした。
放水開始(筒先から勢いよく放水できました。)
中継訓練に並行して、志染町公民館で、普通救命講習会を開催し27名に修了証が交付されました。
消防署の救急救命士からAEDが使用できる心電図波形の説明を受けました
心肺蘇生法の実技訓練の様子
消防署の救急救命士の方から、自分の周りで、突然心臓が止まった人を見つければ、救急車が来るまでの間、命を救うために勇気をもって心肺蘇生法を実践してください。決して傍観者にはならないでください。と締めくくりの挨拶がありました。
吉川地区
当地区は酒米である山田錦の生産地で、水田が山林に接している箇所が多いことから、春先を中心にあぜ焼に起因する火災が多く発生しています。水利から火災現場まで遠距離となることから、近隣班との連携が不可欠で、毎年この時期に分団単位で自分たちで火災現場を想定し、訓練を実施しています。
午前7時から3地区で一斉に訓練が行われました。
訓練開始報告
小型ポンプを搬送
吸管やホースを小型ポンプに接続
ため池に部署し、放水体制が完了
中継ポンプの連成計と圧力計を確認し適正圧力を維持
分岐管を使用し2線放水を実施
訓練終了後、吉川分署で小型ポンプの専門業者による点検を受けました
分団ごとの訓練と並行して、吉川機動隊は吉川町活動センターで消火栓に部署する要領について再確認を行い、2班に分かれて放水訓練を実施しました。
消火栓に部署した際のポンプ操作について学びました。
ポンプの部署からホース延長、放水とテキパキと実施できました。
訓練終了後、吉川分署に幹部が集まり、反省会が行われました。
口吉川地区
口吉川地区では、火災シーズンを前に小型ポンプの業者点検を行い、ポンプ取り扱い上の注意点や日頃の維持管理の方法などについて説明を受けました。
副団長からは、火災はもちろん災害発生時における初動体制を確保するよう訓示がありました。ポンプ点検終了後、口吉川町公民館で20名の消防団員が普通救命講習を受講し、応急処置技術を修得しました。
15台の小型ポンプがため池に部署
ポンプ業者による点検の様子
15台の小型ポンプが一斉に放水
普通救命講習会でのAED取扱いの講習
細川地区
細川地区では、地内にあるグリーンピア三木で広範囲の山火事が発生したとの想定で、グリーンピア三木の自衛消防隊と合同での放水訓練を実施しました。
また、放水訓練終了後には、普通救命講習を30人の消防団員が受講し全員に修了証が交付されました。