平成25年度消防団員リーダー研修を開催
この研修は、平成22年度から地域に密着した消防団員が、消火活動のみならず大災害時における水防・救助活動や避難誘導など、自主防災組織や地域住民の指導的役割を担えるよう、知識や技術の修得のため実施しています。
また、若手・中堅消防職員を中心に指導者となることで、消防のプロとして自己が持っている技術や知識をどのように伝えたらいいのか、職員の自己研修の場でもあります。
平成25年12月1日(日曜日)9時00分から17時00分まで、一日を掛けて、基礎知識、礼式訓練、水防・消火・救助訓練を実施しました。
参加された37名の消防団員の方々一日ご苦労様でした。ほとんどが屋外での訓練で立ちずくめにも関わらず熱心に取り組んでいただきました。
開始に伴うオリエンテーション及び中西消防団長あいさつ
基礎知識では、三木市消防団条例や規則、大災害時における消防団の役割と行動などを確認しました。
また、実際に起こった過去の災害現場の映像や写真を見て、災害現場での安全管理等も学びました。
座学の風景
礼式訓練では、現場活動時において適切な指揮がとれるよう規律を身につけました。
号令のかけ方、停止間の動作、行進間の動作、部隊行動等を学びました
水防訓練では、台風やゲリラ豪雨の際、必要な水防工法と水害現場での安全管理の大切さを学びました。
土のうの作製方法及び紐の結び方等の指導を受けました
積みあげた土のうをより強固にするために隙に土を詰め、たこ槌でよくつき固めます
午後からは、37名が2班に別れて救助訓練と消火訓練を交互に実施しました。
救助訓練では、エンジンカッターを使用し障害物を切断する方法、自分の身を守ったり資器材の
固定や搬送をするためのロープ結索、二連・三連ハシゴの取扱い方法などについて学習しました。
様々なロープの結索方法や二連・三連ハシゴの取扱い方法を学びました
エンジンカッターを使用し単管パイプを切断しました
消火訓練では、火災現場での安全管理や、小型ポンプの連成計や圧力計の見方、中継圧力の設定方法
などの説明を受け、訓練塔の高さを利用し、曲りくねった階段でのホース延長や高所での中継・放水要領
を修得しました。
小型ポンプの連成計や圧力計の見方について説明を受け、実践しました
階段でのホース延長は難しそうです
放水始め
火点を目がけて、4階から放水できました