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消防用設備等の点検・報告が必要となります

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2019年3月4日更新
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生命、身体、財産を守るための点検・整備

消防用設備等の点検・整備は確実に。

  1. 消防用設備等は、いつどんな時に火災が発生しても確実に機能を発揮するものでなければなりません。そのためにも日頃から適切な維持管理が必要です。
  2. 防火対象物の関係者には、消防用設備等の点検・報告、整備による適正な維持管理が、消防法で義務づけられています。
  3. 点検・報告義務のある人は、防火対象物の関係者(所有者・占有者・管理者)です。

   ※ 消防用設備等は、年中無休で働き続けています。

正常に働き続けるために点検・整備を。

  1. 消防用設備等の点検を行う人は、防火対象物の用途や規模により定められています。
  2. 消防設備士や消防設備点検資格者が行わなければならないものは次のとおりです。
  3. 延べ面積1,000平方メートル以上の特定防火対象物(百貨店、ホテル、病院、飲食店、遊技場など)
  4. 延べ面積1,000平方メートル以上の非特定防火対象物(工場、事務所、倉庫、共同住宅、学校など)
  5. 上記以外の防火対象物は、防火管理者などの関係者も行うことができますが、確実な点検・整備を行うために有資格者(消防設備士や消防設備点検資格者)に行わせることが望まれます。


 ※ 確実な点検・整備はあなたの事業所の安全確保のため必要不可欠です。

必ず立ち会って適正な点検実施の確認を

点検実施にあたって

防火対象物の関係者

事前に
  1. 点検実施者と日時、手順などを打ち合わせします。
  2. 建物内の人たちや利用する人たちに実施予定を知らせます。
実施時に
  1. 点検に必要な器具や資格を、点検実施者が所有しているかを確認します。
  2. 必ず立ち会って適正な点検が行われているかを確認します。
終了時に
  1. 消防用設備等が元の状態に復元され、点検済票が貼られているかを確認します。
  2. 不良箇所があった場合は、すみやかに改修します。
  3. 点検結果は、維持台帳に保管します。

点検実施者

事前に

  点検する消防用設備等の概要を把握します。

実施時に
  1. 建物利用者などに危険防止対策を行います。
  2. 点検基準及び要領に基づき点検を行います。
終了時に
  1. 点検修了後、元の状態へ復元します。
  2. 正常な設備には点検済票を貼付します。
  3. 点検票を防火対象物の関係者に提出します。

整備

  1. 消防用設備等に不良箇所があった場合は、すみやかに整備しましょう。
  2. 政令で定める消防用設備等の整備(軽微な整備は除く)は、消防設備士でなければできません。
点検の内容と期間

 消防用設備等の種類などに応じて、告示で定める基準に従って行います。

  1. 機器点検(6ヶ月に1回以上実施)
    自家発電設備、動力消防ポンプが正常に作動するかを確認します。
    機器の適正な配置、損傷等を、外観から確認します。
  2. 総合点検(1年に1回以上実施)
    消防用設備等の全部もしくは一部を作動させ、総合的な機能を確認します。
点検済表示制度のあらまし

 整備の画像

  • 点検済票は、点検が適正に行われたことの証として表示するものです。
  • 点検済票は、点検の都度、点検実施者が設備に貼ります。
  • 点検済票の種類、デザイン、表示する設備や位置は定められています。
  • 点検済票は、一定の要件を満たしている点検実施者に都道府県消防設備保守協会が交付します。
  • 点検済票が貼られている場合は、点検報告や立入検査などの行政事務の一部が簡素化されることとなりました。

※この制度は、平成3年5月から実施されておりましたが、平成8年4月に現行のとおり改正され、平成11年3月末日までに全国的に運用されることとなっております。

点検立ち会いのポイント

点検実施時には必ず立会いをしましょう。

自動火災報知設備

  1. 点検者が消防設備士(甲種第4類または乙種第4類)か第2種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。。
  2. 複数の点検者によって点検が行われているか。
  3. 予備電源試験、感知器と受信機の作動試験、火災表示試験、煙感知器の感度試験などが行われているか。
  4. 点検修了後、元の状態に復元しているか。

ガス漏れ火災警報設備

  1. 点検者が消防設備士(甲種第4類または乙種第4類もしくは乙種7類のうち電気工事士または電気主任技術者の資格保持者)か第2種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。
  2. 複数の点検者によって点検が行われているか。
  3. 予備電源試験、検知器と受信機の作動試験、ガス漏れ表示試験などが行われているか。
  4. 点検修了後、元の状態に復元しているか。

誘導灯

  1. 点検者が消防設備士(甲種第4類または乙種第4類)か第2種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。。
  2. 非常電源の点検が行われているか。
  3. 視認障害の有無の点検が行われているか。

救助袋

  1. 点検者が消防設備士(甲種第5類または乙種第5類)か第2種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。
  2. 複数の点検者によって点検が行われているか。
  3. 展張した状態で全数点検しているか。
  4. 点検修了後、元の状態に復元しているか。

緩降機

  1. 点検者が消防設備士(甲種第5類または乙種第5類)か第2種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。
  2. 複数の点検者によって点検が行われているか。
  3. ロープを地上に伸ばして、全数点検が行われているか。
  4. 点検修了後、元の状態に復元しているか。

消火器

  1. 点検者が消防設備士(乙種第6類)か第1種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。
  2. 全数の消火器について、配置場所を確認しながら点検を行ってるか。
  3. 定められた数以上の消火器について、消火薬剤の放射試験を行っているか。
  4. 点検修了後、元の状態に復元しているか。

屋内消火栓設備

  1. 点検者が消防設備士(甲種第1類または乙種第1類)か第1種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。
  2. 複数の点検者によって点検が行われているか。
  3. 非常電源試験、ポンプ性能試験などを行っているか。
  4. 総合点検時に放水試験を行っているか。
  5. 点検修了後、元の状態に復元しているか。

スプリンクラー設備

  1. 点検者が消防設備士(甲種第1類または乙種第1類)か第1種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。
  2. 複数の点検者によって点検が行われているか。
  3. 非常電源試験、ポンプ性能試験などを行っているか。
  4. 総合点検時に末端試験弁等による自動式起動装置試験を行っているか。
  5. 点検修了後、元の状態に復元しているか。

不活性ガス消火設備・粉末消火設備・泡消火設備

  1. 点検者が消防設備士(甲種第3類または乙種第3類)か第1種消防設備点検資格者の免状を携帯しているか。
  2. 複数の点検者によって点検が行われているか。
  3. 警報装置、消火薬剤の点検を行っているか。
  4. 防護区画の扉、シャッターなどの点検を行っているか。
  5. 点検修了後、元の状態に復元しているか。

定期的に点検結果の報告を

点検結果報告書の作成・報告

点検結果報告書の作成

  1. 点検実施者が、点検結果を点検票に記入します。
  2. 点検結果報告書及び点検票の様式は消防庁告示で定められています。

報告の期間

特定防火対象物

  1年に1回です。

非特定対象物

  3年に1回です。

報告書の提出先

  1. 消防長または消防署長です。(三木市では三木市消防長です。)
  2. 消防本部のない市町村は市町村長です。