国際交流が生んだ新たな挑戦!高校生たちによる「スーツケースプロジェクト」
ひょうごEXPO41「三木市の日」で国際交流事業や三木市の特産をPR
内閣官房万博国際交流プログラムにおいて、三木市ではフランスとの交流事業を行っており、その一つとして、高校生同士の交流を図っております。
このたびのイベントでは、実際に三木高校の生徒とフランス・クロミエ高校の生徒が自分たちの言葉で、交流する中で生まれた「スーツケースプロジェクト」について発表しました。
本ページでは、その様子をお届けします。
出展日
令和7年9月13日(土曜日)
開催場所
関西パビリオン 兵庫県ゾーン
登壇者
- 三木市立三木高等学校
- フランス・クロミエ高校
- 三木市
スーツケースを通した文化の対話
※当日の発表内容を基に、スーツケースプロジェクトの物語をお届けします。
※本ページ末尾には、制作したスーツケース一覧を掲載しています。
異なる文化に触れる機会を求め、ますます多くの方が世界を旅行する現代。
日本からフランス・パリを訪れ、フランスから大阪を訪れていますが、行き交う彼らは、エッフェル塔が1889年に開催されたパリ万博のために、81年後の1970年、太陽の塔が大阪万博のために建てられたことを知っているでしょうか。
これでは文化の接触は依然として一方通行の機会となっています。
ところで、旅行の象徴的なアイテムと言えば何が思いつきますか。
多くの方が自身の衣服や帰るころにはお土産でいっぱいなるスーツケースはいかがでしょうか。
現代のスーツケースは、より軽く、より丈夫に誰でも手に入れやすく、旅行の象徴的アイテムと言えるかと思います。
そんなスーツケースで、日本とフランスを二重に表現するアイデアがこのたびの高校生同士の国際交流の中で生まれ、スーツケースを通して、観光する側、観光される側という関係を越え、日本とフランスの文化同士が交流する未来が思い描かれています。
スーツケースは、旅行の象徴的なアイテムとは言え、脇役です。しかし、今回はそんなスーツケースが、このたびの物語を語る主役となっています。
絵巻物のように、連続する物語を意識した絵をスーツケースの外側両面に描き、互いの文化が出会い新しい物語が生まれることを表現しています。
片面にはフランスを代表する著名人などを、もう片面には日本で同等の著名人などを描いています。
例えば、フランスの「ルイ・パスツール」と日本の「野口英世」の物語を語りましょう。
ルイ・パスツールは、狂犬病ワクチンを発明し、フランスだけでなく世界中で有名になりました。一方、野口英世は日本で梅毒研究者として有名となりましたが、フランスではほとんど知られていません。
こうした中で、フランス人は、野口英世をルイ・パスツールに結び付け、日本人は、ルイ・パスツールを野口英世に結び付け、医学という物語の中で対話が生まれます。
このように、各スーツケースのフランスの片面から日本の片面へ、日本の片面からフランスの片面へ、同様に文化の対話が生まれます。
こうして、12個のスーツケースを通した物語が生まれました。
スーツケースに物語を描くために、高校生同士の対話から始まり、フランス・クロミエ高校の生徒が学校で学ぶ自動車の塗装技術を駆使し、スーツケースに生徒たち自ら描かれています。
このスーツケースが、互いの国・地域を語る大使となり、ある時は日本で、ある時はフランスで、またある時は全く異なる国・地域で、世界が日本とフランスの物語を知ることになるでしょう。
制作されたスーツケースを一挙大公開!
テーマ | フランス(クロミエ) | 日本(三木) |
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