認定こども園等の評価及び監査の結果について(令和5年度)
令和5年度三木市特定教育・保育施設に係る評価及び監査の結果について
本市では、認定こども園などの教育・保育の質の向上及び運営の適正化を図り、よりよい就学前教育・保育を行うため、三木市特定教育・保育施設評価委員会(大学教授や民間評価機関で構成する第三者委員会)による「評価」、また、外部の監査専門官による「監査」を、平成27年度から市内全施設(公立・民間)を対象に実施しています。
各施設、「評価」は、2年度に1回、「監査」は、書面監査を毎年及び実地監査を2年度に1回行います。
三木市特定教育・保育施設の評価及び監査に関する条例第6条及び同施行規則第12条の規定に基づき、次のとおり結果を公表します。
1 評価
市内の特定教育・保育施設の教育・保育の質の向上を図り、さらなる三木市の教育・保育の充実をめざして実施しています。
1 評価のポイント
(1) 心の育ちを優先し、生きる力の基礎を育む教育・保育の内容
(2) 異年齢集団での遊びや生活を通して社会性を培う教育・保育の内容
(3) 自尊感情を育むとともに豊かな人権感覚を養う教育・保育の内容
(4) 小学校との連携内容
(5) 教育・保育の内容の保護者への説明
(6) 保育教諭の資質向上のための取組内容
(7) 施設の安全管理の取組内容
(8) 地域の子育て拠点としての取組内容
(9) 地域において子育て支援を行う団体との連携内容
*令和5年度は、上記⑴⑵⑶⑹⑺の観点に内容を絞り、「スポット評価」を実施しました。
2 評価実施期間(令和5年9月~令和6年1月)
※改善を要する点については、全て自主的に対応済みです。
3 総評
- 安全管理について、マニュアルやフローチャートの整備がなされてきており、園独自で見やすさ・使いやすさの工夫がされている。シミュレーション訓練の実施や、リスクの高い場面(午睡、食事、プール等)での、予防や発生時の対応については、今後も継続して丁寧に整備していくことを望む。
- 各園の保育参観時の様子や「目標達成計画」による実践報告から、園児がのびのびと活動できるよう様々な工夫と配慮がなされ、主体性を大事にした取組や愛着形成を育む活動等に、積極的に取り組まれている。三木市の就学前教育・保育の底上げが感じられる。
- 保護者や職員の保育に関するアンケートの結果からも、保育者の資質向上の意識の高まりが読み取れる。職員の業務改善の観点から、ノンコンタクトタイム(子どもと直接かかわる保育以外の業務を行う時間)の確保については課題があるが、改善に努められている。今後も時間を確保し、職員間で保育の振り返りを積極的に行い、理念や方針、めざす子ども像について交流を深めていただきたい。
※なお、評価対象各園の取組『目標達成計画』を、結果として掲載する。
4 結果
第一園区 | 第二園区 | 第三園区 | |
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(該当なし) |
2 監査
本監査では、関係法令・通知等を遵守し、施設の管理運営が適正に行われているかを確認・改善することで、福祉サービスの質の向上や法の適正実施の確保を図ります。
1 監査のポイント
- 法人運営及び施設運営の適正化の推進(会計処理・書類保管等)
- 施設運営の適正化の推進
- 適正な利用者支援の確保
- 食事の提供
- 必要な職員の確保、職員処遇の充実、人材育成の推進
- 地域における子育て支援の充実
2 監査実施期間(令和5年9月~令和6年3月)
※改善を要する点については、全て自主的に対応済みです。
3 総評
- 研修体系及び計画、実績等は良好である。今後も職員間での情報共有を進めながら職員の資質向上に努められたい。
- 各種規程・マニュアルは着実に整備されている。定期的な自主的内部点検や監事監査の実施により、必要に応じて現状に則した見直しを行い、法人・施設の安定運営に努められたい。
- アレルギー対応や食育についても積極的に取り組まれている。また、アレルギー対応食の提供の際、引渡し側と受取り側の確認・チェックも適切に行われていた。安全・安心で、きめ細やかに配慮された食事の提供を今後も継続して実施されたい。
- 園庭開放など、地域のニーズへの対応に努められている。
- 法人の事業計画並びに事業実績報告については、予算・決算や施設における事業(行事・研修)計画・実績と密接に関連するため、今後も、それらを踏まえた内容での資料作成に努められたい。
4 結果
第一園区 | 第二園区 | 第三園区 | |||
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