別所公祥月命日法要
天正6年(1578)3月、当地を治めていた三木城主別所長治公は、織田信長の命を受けた中国攻めの大将羽柴秀吉と合戦の火蓋を切りました。
三木城は、要害堅固であったことから、織田方は力攻めをあきらめ、周囲に付城やそれをつなぐ土塁を築き、三木城への食糧ルートを塞ぎました。これが兵糧攻めとして有名な「三木の干し殺し」です。
この奇策に耐えた城兵たちは、牛馬や草の根はもちろんのこと、壁土に塗込められたワラをも食したといわれています。
天正8年(1580)1月17日、長治公は城兵たちの惨状を見るに忍びず、ついに自決して果て、三木城は開城しました。
『別所公祥月命日法要』は、『別所公春まつり』とともに、三木地区区長協議会が提唱して結成された、『別所公奉賛会』が主催者となり、公を偲びその遺徳を讃えるため、法要を執り行っています。
また当日行われる「うどん会」は、当時の惨状を忍び、領民を思う公の遺志を後世に語り継ぐため、毎年1月17日に、公の首級が葬られている雲龍寺において、ワラに見立てたうどんを食べる伝統行事です。
|
日時
|
1月17日 午前10時より |
場所 |
雲龍寺
三木市上の丸町9-4
Tel:(0794)82-0740 |
主催 |
別所公奉賛会(三木地区区長協議会) |
行事内容 |
本堂読経、詩歌朗詠、墓参、うどん会
|
お問い合わせ:三木市市民生活部市民協働課
Tel:0794-82-2000(代)