2021年11月からスタートした「複業人材登用による情報発信強化に向けた実証実験」は2022年3月をもって終了しました。
今回の公開庁内報は、2022年4月8日に開催された最終報告会のレポートです。
開始から5カ月間、どのような取組が行われてきたのかをまとめました。
市では、高度な能力や経験を持つ人材の力を借りながら、情報発信強化を推進することを目的に、2021年10月に連携協定を締結した(株)Another worksのサポートを受けながら、複業人材の公募を行いました。
そして、(株)Another worksが運営する「複業クラウド」を通じて、「広報アドバイザー」と「デザインアドバイザー」の2職種・3名の複業人材を採用。2021年11月から2022年3月までの5カ月間、広報戦略会議(愛称:一面を飾る広報会議」)を軸に発信強化の取組を進めてきました。
三木市では複業クラウドを通じて3名の複業人材を広報アドバイザーとして登用し、主に「職員の意識改革」、「メディア掲載数の増加」、「情報の整理」の3点に重点をおいて取組を進めました。
結果として、いずれの重点項目においても改善が見られ、取組が着実に前進していると感じました。高度な能力や経験に基づくアドバイザーからの助言が職員によく響いたのだと考えています。
5カ月の間、アドバイザーの皆さんには三木市の情報発信の強化にご尽力いただき、大変お世話になりました。
初回の打ち合わせから、今回の取組で何か一つ形になるものを残したいと考え、情報発信指針や数値目標など、取組の見える化を重視してきました。
また、これらの作成には、秘書広報課やアドバイザーだけでなく、他部署の職員も関わって進めてきました。
私は大学において、普段から情報発信だけでなく、組織改革にも取り組んでいますが、行政でも同様に進める意味があることが分かり、学びとなりました。
今後、市にはこのたび作成した計画をさらにブラッシュアップし、継続できる形で情報発信に取り組んでほしいと思います。
一面を飾るような取材ネタは狙ってできるようなものではありませんが、ベースが整っていればチャンスは次第に増えてくると思います。
職員の皆さんにとって広報活動が少しでも楽しくなるよう、コーチングを活かして取り組みました。
会議では、回を重ねるごとに笑顔や発言数が増えるところに、皆さんの積極性を感じ、そのノリの良さを普段の仕事でも活かせる仕組みづくりができればと考えていました。
デザインアドバイザーとしても、広報みきに関わらせていただきましたが、毎号読みやすさがブラッシュアップされており、アドバイスを着実に受け入れてくれていると感じました。
今後も広報の改善を継続してほしいと思います。どうしたら良くなるかを常に考える姿勢が、市民や市外の人、報道関係者などにも伝わっていくと思います。
生まれ育った三木市に何か一つでも恩返しがしたいという思いで応募し、そこから走ってきた5カ月間でした。
何ができるのかを秘書広報課と考える中で、多くの施策に関わることができました。
中に入ってしまったため、客観的な評価はできませんが、前後の変化が見えた取組で、自分自身もとても楽しく関わらせていただきました。
三木市の情報を調べると、いろいろと面白いことがあると感じるのですが、三木のことをあまり知られていない方の琴線に引っかかるようなものには、まだなっていないと思います。
面白いと思ってもらえるポテンシャルは三木にはあると思いますので、積極的な職員を一番の資源・エンジンとして、今後の広報活動を進めてほしいと思います。
3名のアドバイザーとのプロジェクトは終了しましたが、情報発信強化は今後も継続して取り組みます。
引き続き、情報発信の進め方などで困りごとなどがあれば、秘書広報課 広報広聴係までご相談ください。
3名のアドバイザーから教わったこと、報道関係者との関係性を深める中で学んだことなどから、何か力になれることがあるかもしれません。
このまちに関係する人たちに安心・喜び・誇りを感じてもらえる情報をどんどん発信していきましょう!