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第29回 三木の歴史ある伝統 古式鍛錬(広報みき2021年12月号掲載記事)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2023年2月16日更新
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古式鍛錬

三木市で行われる古式鍛錬は、昭和20年から始まりました。毎月金物の祖神(そしん)を祀(まつ)る三木金物神社で行われます。昭和60年に発足し、今も続く三木金物古式鍛錬技術保存会の5部会【鋸(のこ)、鑿(のみ)、鉋(かんな)、鏝(こて)、小刀(こがたな)】のメンバーが毎月交代で、古式鍛錬の公開実演を行います。近代技術導入以前、炎を制御するために不可欠な道具であった「鞴(ふいご)」を用い、その御神火(ごしんび)で鉄を鍛えるその風景は、三木金物の歴史を垣間見ることができます。

古式鍛錬場
古式鍛錬場は昭和25年に創建され、現在の古式鍛錬場は平成元年に大きく建て替えられ3代目となります。

歴代鞴まつりの横座、打手、鞴の名
年に一度鍛冶屋の繁栄を祈願する「鞴(ふいご)まつり」が開催されます。古式鍛錬場を見上げると歴代の鞴(ふいご)まつりの横座( 親方)、打手(先手)、鞴(ふいご)の名が残されており、歴史を感じます。

鞴まつりの様子

三木金物古式鍛錬技術保存会実行委員長にお話を伺いました

金物古式鍛錬技術保存会 実行委員長 魚住 徹さん

私も古式鍛錬で横座(親方)をしたことがありますが、横座(親方)1人、打手(先手)2人が息を合わせて打ち合うのは難しいです。その場面は迫力があり、古式鍛錬の見どころのひとつです。そして、実演の際に使われている鉄は貴重な明治時代の錬鉄を使っています。見に来ていただいた方になにか伝わるものがあると思います。また、以前小さなお子さんに体験していただき喜んでくれたので今後は体験型実演を考えております。ぜひ毎月行っている古式鍛錬にお越しください。

明治時代の錬鉄
明治時代の錬鉄

 

みきのえぇトコ第29回「三木の歴史ある伝統 古式鍛錬」を掲載した広報みき12月号(2021年)はこちら

このページに関するお問い合わせ先

三木工業協同組合
〒673-0431 三木市本町2丁目1-18
Tel:0794-82-3154

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