昭和7年の大水害に見舞われた三木町(現在の三木市)の気運を盛り上げるために提案されたことが起源と伝わる金物鷲。
その姿は鋸や包丁、小刀、鎌など総数約3,300点の三木金物製品で組み上げられています。
重さ1.5トン、翼長5m、高さ3.2mの威容は世界に羽ばたき、国内外のイベントに出展されるなど、三木金物のシンボルとして注目されています。
まちの気運を盛り上げるために考案された金物鷲は現在、三木金物のシンボルにとどまらず市の名物としても広く周知されています。
令和4年11月5日、6日にハーフスタイルで開催される三木金物まつりでは、ハーフスタイルにちなんだ金物鷲の公開を予定しています。サイズが半分になるのか、見た目が半分になるのか、今年限りの金物鷲をどうぞご期待ください。
また、市や三木工業協同組合、市内事業者からの協力を得て、これまで安全上の課題から3~4日間しか展示できなかった金物鷲の常設展示にも取り組んでおり、令和5年3月には道の駅みき1階にある駅のひろばを常設展示場としてリニューアルする予定です。従来の金物鷲では、現代ではあまり使われることのない道具も部品として使用していますが、常設展示では今でも流通している道具のみを使うとともに、鷲を取り囲むセットにも金物を使用し、市内で金物に関わる全ての事業者が関われるものにしたいと考えています。
三木市と言えば「金物鷲」となるよう、多くの方に訪れていただけるものを作っていきます。
三木金物商工協同組合連合会 会長 竹内 良一 さん
みきのえぇトコ第40回「三木金物のシンボル 金物鷲」を掲載した広報みき11月号(2022年)はこちら
商工振興課 かなもの振興係
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