かつて日本には、人々の暮らしと寄り添う「里山」が広がっていました。三木山森林公園では、計画的に木を伐って・育てる持続可能な森づくりを進めることで、その風景を未来へとつないでいます。
今回は、子どもから大人まで木の持つ魅力を存分に味わえる「ウッディ広場」と「森のクラフト館」を紹介します。
▲(公社)ひょうご農林機構
木村貴敏さん
「ウッディ広場」と「森のクラフト館」は、育てた木を木材として活用する、森林の循環利用の最終段階にあたる場所です。木のおもちゃ・遊具は手触りが良く、自然のぬくもりや安心感を与えます。
明治から昭和初期にかけての日本では、年長者が子どもたちに木のおもちゃのつくり方を教える風景があったと言われています。森のクラフト館では、木工を趣味とする方々が集い、夏休みには子どもたちのための木工教室の講師として活躍しています。昔ながらの手作業の魅力を伝えながら、私たちはそうした方々と子どもたちをつなぐ役割を果たしたいと考えています。
工具は全て貸出制としており、刃物には三木金物の手道具を用意しています。木と触れ合うことで、子どもたちの心が豊かに育つよう、これからも「木育」を伝え続けていきたいと思います。
休館日:水曜
休館日:水曜、令和7年4月17日(木曜日)
費用:大人150円、中学生以下・70歳以上50円(資材費は別途必要です。)
大型木製遊具がある「ウッディ広場」とログハウス風の「森のクラフト館」は隣接しています。
自然に囲まれた季節の移り変わりを楽しめる環境で、豊かな時間を過ごしてみませんか?
▲ ウッディ広場には、ターザンロープやあみだ登り、三角屋根などがあります。
▲ 森のクラフト館にはトイレや授乳室も設けられています。
▲ 森のクラフト館では木工キットの販売もあります。対象年齢は3 歳~。
▲ 森のクラフト館には展示室も。木工愛好家が寄付したおもちゃで遊べます。
県立三木山森林公園
三木市福井字三木山2465-1
Tel:0794-83-6100
みきのええトコ第69回「三木山森林公園 ウッディ広場・森のクラフト館」を掲載した広報みき4月号(2025年)はこちら