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第77回 鍛冶屋の正月 鞴まつり(広報みき2025年12月号掲載記事)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2025年12月1日更新
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ふいごまつり

毎年12月の第1日曜に金物神社で開催される「鞴まつり」。鍛冶屋には欠かせない火を起こす道具である鞴をはじめとする鍛冶道具に1年の感謝を示す、鍛冶職人たちが代々受け継いできた伝統行事です。

三木の歴史文化を継承したい!​

つくださん

▲金物神社奉賛会
 会長 佃直明さん

明治時代に始まったとされる「鞴まつり」は、日頃使う道具に感謝し、新しい年の無事と技の上達を祈ることから「鍛冶屋の正月」とも呼ばれています。かつてはそれぞれの鍛冶屋が個々に行事を行っていましたが、昭和10年の金物神社の創建により、ここに集約されて現在のかたちとなりました。長く続くこの行事を通じて、職人が道具に感謝し、技を磨く心は今も大切に受け継がれています。令和4年には県の登録無形民俗文化財に第1号として登録され、地域の誇りとしてさらに広く知られるようになりました。毎年、多くの人が訪れ、「金物のまち」ならではの伝統にふれる機会にもなっています。
先人たちが受け継いできたこの伝統を、これからも次の世代へしっかりつないでいきます。

鞴(ふいご)ってナニ?

ふいご
鍛冶屋が火に空気を送り、炎を強くするために使っていた道具で、鉄を熱して鍛えるために欠かせない存在でした。取っ手を手や足で押したり引いたりすると空気が送られます。

3部制で行われる鞴まつり

しんじ
(1)神事
これから行事を執り行う旨を告げるとともに、鍛冶職人の安全と技の向上を祈願します。

ひいれしき
(2)火入れ式
古式装束をまとった工匠が鞴でおこした火で鋼を鍛錬します(古式鍛錬)。この行事の一番の見どころとも言えます。

刃物供養祭
(3)刃物供養祭
神事の御神火を護摩壇に移し、三木金物まつりを通じて寄せられた古い刃物などを供養します。

​​今年も開催!鞴まつり

ふいごまつり

▶日時:令和7年12月7日(日曜日) 午前10時~11時30分

​▶場所:金物神社(金物資料館横)

このページに関するお問い合わせ先

三木金物商工協同組合連合会
Tel:0794-83-5305

みきのええトコ第77回「鍛冶屋の正月 鞴まつり」を掲載した広報みき12月号(2025年)はこちら

広報みき