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ありもしない老人ホームの入居権で詐欺?(令和6年10月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2024年10月1日更新
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相談事例

大手建設会社を名乗る人から電話があり、「市内に老人ホームを建築します。あなたには優先的に入居する権利があるが、不要なら譲ってほしい」と電話があり、了承した。後に「あなたの名義で他県の人が入居できることになった。入居権の管理業者から確認の電話が入るので『はい』と答えて欲しい。迷惑はかけない」と連絡が入った。

その後、管理業者から電話があり「困っている人を入居させたいが、金融庁の調査が入る。あなた名義だと証明するために、300万円を振り込んで欲しい、後日返金する」と言われ、人助けだと思い振り込むと、業者と連絡が取れなくなった。

アドバイス

●架空の老人ホームや介護施設に優先的に入居できるとだまして、いろいろな名目でお金を要求されます。怪しいと感じたら話を聞かずに電話を切ってください。

●親切心につけこんでお金を要求したり、警察官を名乗って保釈保証金を納めるように脅されることがあります。お金の話が出たら詐欺を疑い、絶対にお金は払わないでください。

●ほとんどの特殊詐欺は固定電話へ掛かって来ます。防犯機能付き電話機を使い、普段から留守録音設定にして、心当たりのない電話は出ないようにしましょう。