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渡航の準備にともなうトラブルに注意注意(令和7年5月号)
相談事例
- Esta(電子渡航認証システム)を申請しようと、ネットで申請サイトを検索した。一番上に出て来たサイトが米国政府の正規サイトと思い申し込んだ。渡航日に空港へ行くと申請ができてなく、偽サイトであったことがわかった。
- ネットで海外ホテルの予約を行った。しかし予約した日程では行けなくなったので当日中にキャンセルを申し出たところ「返金不可のプランなので返金はできない」と回答があった。当日中に連絡をしたし、日程は2か月先にもかかわらず返金されないのは納得できない。
アドバイス
- 米国への渡航にはEsta申請が必要ですが、一度認証されると2年間有効で複数回の利用が可能です。しかし、無許可の模倣サイトがあり、申請手数料を要求されたり、申請そのものがなされていない事例が発生しています。Esta正式サイト(https://esta.cbp.dhs.gov/)から申請しましょう。
- 海外系企業が運営し、格安を標榜する海外旅行予約サイトでのトラブルが増えています。海外の商習慣やルールの違いを理解しないまま利用するとトラブルに発展することがあります。利用規約をよく確認して利用しましょう。
- 海外事業者とのトラブルについては、国民生活センター内に設置された「越境消費者センター」で、ホームページの入力フォームかFax03-3443-8879)で相談を受け付けています。