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骨粗しょう症を予防しましょう ~あなたの骨は健康ですか?~

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2025年2月28日更新
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骨粗しょう症とは

 骨粗しょう症とは、骨量(骨密度)が減る、または骨の質が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気をいいます。骨折
 特に、閉経後の女性に多く、50代前後から急激に増加します。
 最近では、無理なダイエットや生活習慣の乱れなどから若い世代の発症も増加傾向にあります。    
 男性でも高齢になるほど発症率が高くなるため、注意が必要です。
 また、骨粗しょう症になると、転倒などで簡単に骨折しやすくなります。
 高齢期に骨折すると、元の状態に戻ることが難しく、要介護の状態になるリスクが高まります。
 骨折による要介護を防ぐためにも早いうちから骨粗しょう症対策を始ましょう。

 骨粗しょう症のメカニズム・原因

骨粗しょう症のメカニズム

 骨は、古くなった骨が破骨細胞によって吸収され(骨吸収)、骨芽細胞によって新たに骨がつくられる(骨形成)新陳代謝のサイクルによって保たれています。
 新陳代謝のバランスが崩れて、骨の形成よりも骨の吸収が上回る状態が続くと骨がもろくなってしまいます。

骨粗しょう症の原因

 ・加齢(骨量は20歳前後でピークとなり、加齢とともに減量します)
 ・遺伝
 ・生活習慣(喫煙、多量な飲酒、偏った食事、過度なダイエット、運動不足)
 ・閉経(女性ホルモンの減少)
 ・ステロイド薬等の副作用 など

 あなたの骨は大丈夫?

 以下の項目をチェックしてみましょう!

 □ やせ型である
 □ 過度のダイエットをしている(過去にしたことがある)
 □ 食べ物に好き嫌いがある
 □ 牛乳・乳製品・小魚をあまり食べない
 □ 運動習慣がない
 □ 階段よりエスカレーターやエレベーターを利用する
 □ 日焼けをしないよう注意している
 □ 閉経している、または月経不順である
 □ 骨密度の測定をしたことがない

 複数該当する人は要注意です!

 骨粗しょう症を予防しましょう
骨

 骨粗しょう症予防の三本柱:食事・運動・日光

1 食 事

 1日3食をバランスよく、しっかり食べる。
 また、栄養バランスの良い食事にプラスして、骨を丈夫にする役割のある栄養素を積極的に摂ることが大切です。
 骨のメイン成分となる「カルシウム」と合わせて、骨づくりをサポートする「ビタミン類」も摂取するように
心がけましょう。

  (1) カルシウム:骨密度が低下し、骨がスカスカになる原因の1つに、食べ物から摂る「カルシウム不足」が考えら
            れます。食べ物からのカルシウム量が不足すると骨に含まれるカルシウムが溶け出し、体内で利用
            されてしまうため、慢性的なカルシウム不足になってしまいます。日ごろからカルシウムが含まれ
                               る食材を積極的に摂りましょう。
           ・カルシウムが多く含まれる食品チーズ牛乳
             牛乳、チーズ、干しエビ、水菜、小松菜、切り干し大根、
             木綿豆腐、納豆など    

  (2) ビタミンD:腸からのカルシウムの吸収を助ける役割があります。
                               脂溶性ビタミンなので、油やバターなどと一緒に調理すると、
                                脂質と一緒に摂ることになり、吸収率が高まります。しらす干ししいたけ
            ・ビタミンDが多く含まれる食品
            しらす干し、いわし干し、鮭、さんま、まいたけ、
            干ししいたけなど

  (3) ビタミンK:カルシウムの骨への吸着を助ける役割があります。納豆ブロッコリー
           ・ビタミンKが多く含まれる食品
             納豆、モロヘイヤ、ひじき、小松菜、ブロッコリー、キャベツなど

 2 運 動

 骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり、強くなる性質があります。
 散歩を日課にしたり、階段の上り下りを取り入れるなど、日常生活のなかでできるだけ運動量を増やしましょう。
 骨粗しょう症予防に有効な運動として、ウォーキングやジョギングなどがありますが、ウォーキング
ご自身の身体の状態に合わせて、無理なく続けることが大切です。
 また、運動を続けることで、血液の流れが良くなり、骨を作る細胞の働きが活発になります。
筋肉も鍛えられ、転びにくくなります。
 骨粗しょう症治療中の方や膝に痛みがある方は、運動を開始する前に医師に相談してください。

トレーナー 5名以上集まれば、講師を派遣し、正しい歩き方や、効果的な運動方法などをお伝えします!
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 3 日 光

 カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、日光を浴びることで活性化され、強い
骨を作るのに役立ちます。
 夏の直射日光を長時間浴びることは、皮膚が赤くなるなどダメージにつながりますが、
適度な日光浴は骨の健康に役立ちます。日光浴
 運動を兼ねて積極的に外出する機会を作り、適度な日光浴を心がけましょう。

 

 骨粗しょう症を予防するための生活改善は、何歳からでも遅すぎることはありません。
諦めずに、できることからコツコツ取り組んでみましょう!

 

 骨粗しょう症の治療にはお薬が大切

 骨粗しょう症の予防について、「食事」、「適度な運動」、「日光を浴びること」などの生活習慣が大切と述べました
が、骨粗しょう症の治療・改善にはお薬による治療も大切になってきます。薬を使うことにより、骨密度を増やしたり、
維持することができ、骨折を予防することができます。
 お薬を上手に使うこと・きちんと治療を続けることが骨折予防につながり、要介護を防ぐことにもつながってきます。

 骨の健康度をチェックするには?

 骨粗しょう症を予防するためには、生活習慣の見直しと合わせて、自身の骨の状態を知ることが大切です。
 骨の状態を把握するためにも、骨粗しょう症検診を受診しましょう。

 骨粗しょう症検診

 町ぐるみ健診(集団健診)で実施しています。(毎年、7月~翌年1月まで)


 対  象:16歳以上
 費  用:(1) 30・35・45・55・65歳の方   → 1,000円
      (2) 40・50・60・70・75歳以上の方 →          0円
      (3) (1)、(2)の年齢以外の方       → 1,700円
 実施場所:総合保健福祉センター、市立公民館等
 検査内容:超音波検査(かかとの骨量測定)

 ※ 受診をご希望の場合は、以下より集団健診を申込ください。

   町ぐるみ健診(集団健診)の申込みはこちらから

 骨粗しょう症を早期発見するには定期的な検査が欠かせません。
 三木市では、骨粗しょう症検診の対象を16歳以上に広げています。
 若いうちから検査を受けて骨の状態を把握しておけば、骨の健康管理・骨粗しょう症予防に役立ちます。