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リチウムイオン電池関連の火災に注意

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2025年9月1日更新
<外部リンク>

リチウムイオン電池関連の火災にご注意ください

近年、スマートフォンやモバイルバッテリー、電動自転車などで広く使われているリチウムイオン電池による火災が全国的に急増しています。

これらの電化製品は便利な一方で取り扱いを間違えると、発火や爆発など重大な事故につながる危険があります。

火災を防ぐためのポイントと、万が一出火した際の対応についてお知らせします。

リチウムイオン電池使用の製品例  出典:「リチウム蓄電池関係」(環境省)<外部リンク>を加工して作成

主な火災事例と原因

  1. 布団の上でモバイルバッテリーを充電中に出火
  2. スマートフォンを落とした衝撃で内部短絡が起り、発火
  3. 電動自転車のバッテリーを非純正充電器で充電したことで過熱して発火
  4. 真夏の炎天下に駐車した車両内にモバイルバッテリーを置き忘れ、電池の内部温度が上昇して発火
  5. リチウムイオン電池を使用した電化製品を一般ごみに混ぜて出したため、ゴミ回収車内で出火

火災を防ぐためのポイント

  • 製品の説明書通りに使用し、製造業者が指定する充電器やバッテリーを使用する
  • 布団や紙類などの可燃物の近くに置かず、整理整頓された場所で充電する
  • 熱のこもりやすい場所や湿気が多い場所を避ける
  • 落下や衝撃を受けた製品を使用しない
  • 膨張や変形・異臭がするバッテリーは使用しない
  • 充電できない、バッテリーの減りが早くなった、充電中に熱くなるなどの異常がある場合は使用をやめる
  • 不用品を処分する場合は、製品の取扱説明書をよく確認し、自治体のルールに従って廃棄する

不用になった充電式電池の廃棄に関する注意点は、こちらにも掲載しております。

 「充電式電池の火災危険について」(三木市消防本部ホームページ)

リチウムイオン電池から出火した場合の対応について

リチウムイオン電池の火災は非常に危険です

リチウムイオン電池はそれ自体が燃える性質を持っているため、火花が出て高温で燃焼し続けます。

また、燃焼中は有毒なガスも発生するため、人体に深刻な影響を及ぼす危険性があります。

万が一火災が発生したら

  • 火花や煙が激しく噴出している場合は、近寄らない
  • すぐに周囲に声をかけて、避難を最優先する
  • 速やかに119番通報して消防に火災の状況を伝える
  • 炎が小さい場合や火花、煙の勢いが収まった場合は、大量の水や消火器で消火する
  • 燃焼が収まっても再発火する恐れがあるため、安全には十分配慮すること
  • 完全に燃焼が収まっていれば、燃えた製品を水没させる
  • 燃えた製品は素手で触らない

最後に

リチウムイオン電池は、あらゆる電化製品に使用されており、私たちの生活に欠かせない存在となっています。

しかし、その危険性も十分に理解し、安全に使用するように心がけましょう。

 

火災は、私たちの暮らしを脅かす重大な災害です。
火災予防は、私たち一人ひとりの責任です。
安全な生活のために、火災予防に努めましょう。