大正初期から子どもたちに歌われ、親しまれてきた文部省唱歌「村のかじや」が昭和52年文部省の指導要領改訂により、小学校音楽の共通教材から削除されました。
教科書から姿を消すことを惜しんで、特産金物の産地として古くから鍛冶屋が栄えた当地にこの歌を永久に残そうと、昭和53年12月8日にこの記念碑は建てられました。
資料館入り口にあるこの記念碑は、懐かしく優しいメロディで訪れる人々を出迎えてくれます。
一、しばしも休まず つち打つひびき
飛びちる火花よ 走る湯玉
ふいごの風さえ 息をもつがず
仕事に精だす 村のかじ屋
二、あるじは名高い 働き者よ
早起き早寝の やまい知らず
永年きたえた 自慢の腕で
打ち出すすきくわ 心こもる