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古くなった消火器の破裂事故に注意!

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2021年7月2日更新
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古くなった消火器に注意!

古くなり、腐食が進んだ消火器を操作したことにより消火器が破裂し、けがをする事故が発生しています。
・2020年3月、愛知県名古屋市の飲食店で、集積した油かすから炎が立ち上がったため、消火のため従業員が消火器を操作したところ、消火器が破裂し、容器が顔面に当たり負傷しました。
・2021年5月には、姫路市の事業所において、消火のため従業員が消火器を操作したところ、消火器が破裂し、容器が胸部に当たり負傷しました。

上記の事故で使用されていた消火器は、製造後20年以上経過しており、底部が腐食していた加圧式消火器でした。
 ​〈底部が腐食した古い消火器〉
 加圧式消火器は、レバーを握ることにより容器に内蔵された加圧用ガス容器を破封し、その圧力により消火薬剤を放出する仕組みとなっています。底部が腐食により、強度が低下しておれば、レバーを握った瞬間圧力が底部に抜け、消火器がロケットのように飛ぶことがあります。
  蓄圧式消火器は、ゲージが付いた消火器で、常時容器に圧力がかかっているため、容器が老朽化した場合に圧力が容器外に漏れていくため、比較的安全です。

       古い消火器2 
また、同様の事故が過去に多数発生していることから、2011年1月1日の規格省令改正により、消防法令に基づいて消火器の設置が義務付けられている建物等は、旧規格消火器(古い消火器)は2021年12月31日までに交換が必要となっております。

詳しくは、当ホームページの「旧規格消火器は2021年12月31日までに交換が必要です」をご覧ください。

事故を防ぐために大切なこと

点検を行う

・消火器本体容器にに変形、サビ又は変色はないか。
・ホースの損傷やひび割れ、キャップやホースの結合部に損傷や緩みはないか。
上記のような異常が認められる場合は、絶対に使用しないで下さい。

防火対象物のみなさまへ

防火対象物に設置されている消火器を含む消防用設備等は、点検・報告が義務付けられております。点検業者に依頼するのが安全ですが、設置されている消防用設備等が消火器だけの場合、自ら点検・報告することが可能な場合があります。「消火器は自分で点検報告できます!」で確認し、「自ら行う消火器の点検報告」に基づき点検・報告を行ってください。

消火器は自分で点検報告することができます!
自ら行う消火器の点検報告<外部リンク>

 

不要になった消火器を処分する時の注意点

・消火器は、一般ごみとして廃棄することはできません。
・自分で分解したり、放射したりしないでください。
・消火器を廃棄する場合、消火器リサイクル推進センターの「特定窓口」へお持ち下さい。
 ☞「特定窓口」検索<外部リンク>(消火器リサイクル推進センターHP)
 ※消火器を買い替えると、廃棄する消火器を引き取ってくれるサービスがある販売店もあります。

 

 

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