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プレコンセプションケアを知っていますか(妊娠前からの健康づくり)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2024年1月29日更新
<外部リンク>

プレコンセプションケア(妊娠前からの健康づくり)

 プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を考えながら若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合うことです。プレコンセプションケアによって若い世代がより健康になり質の高い生活を実現してもらうこと、またより健全な妊娠・出産のチャンスを増やすこと、そして生まれてくる子どもたちもより健康で過ごせることを目的としています。

プレコンセプションケアは、近々妊娠したいと考えている女性だけでなく、思春期以降、妊娠可能な年齢の全女性に必要なものであり、そして、女性の健康を支えるパートナーやご家族も含めて取り組むことが大切です。

いま、なぜプレコンセプションケアが大切なの?

 リスクのある妊娠の増加

若い女性のやせと肥満の増加、出産年齢の高齢化などから、リスクの高い妊娠が増加しています。プレコンセプションケアを行い妊娠前にリスクを減らしていくことが、健やかな妊娠・出産や生まれてくる赤ちゃんの健康につながります。

不妊の増加

「生理不順を放置していた」「生理痛をがまんしていた」などが将来の不妊の原因となることがあります。妊娠や出産に関する正しい知識を持って行動し、将来の不妊のリスクを減らしましょう。

人生100年時代を生きるために

子どもを持つ選択をする、しないにかかわらず、自ら健康管理ができるようになることは、よい質の高い豊かな人生につながります。

いまの自分の健康状態をチェックしてみましょう

 チェックシートは女性用・男性用があります。

プレコンチェックシート(女性用) [PDFファイル/99KB]
プレコンチェックシート(男性用) [PDFファイル/118KB]

引用:国立成育医療研究センター「プレコンセプションケアセンター」<外部リンク>

健康のため見直そう!生活習慣

体重

女性のやせは、貧血、骨粗しょう症の原因になるだけでなく、低出生体重児等の要因になります。また肥満は妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群等につながるなど妊娠・出産のリスクを高めます。また、男性の肥満も不妊のリスクを高めるとの報告があります。
適正体重を維持するように心がけましょう。

 
BMI(体格指数):体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)の値

※適正体重:BMIで18.5以上25未満

 食事

1日3食きちんと摂り、できるだけ栄養バランスが整うように心がけましょう。
また、妊娠を希望する女性は葉酸というビタミンをしっかり摂取しましょう。葉酸は生まれてくる子どもの先天的な神経管閉鎖障害の予防、妊娠期の貧血や妊娠高血圧症候群の予防につながります。

*葉酸は緑黄色野菜や納豆、いちごなどに多く含まれています。

 運動

適正体重の維持に運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで体力だけでなく代謝も高まります。運動はこころの状態にもよい影響を与えます。1週間あたりの運動量は150分ほどが目安です。運動不足の人は今よりも10分長く歩くなど、身体活動量を増やしてみましょう。

 禁煙、受動喫煙を避ける

タバコは、がん・心臓病を始めたくさんの病気を引き起こします。また男女ともに不妊のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は、流産、早産、低出生体重児などのリスクを高めます。
今、喫煙している女性は妊娠する前に、完全に禁煙しましょう。自分の意志で禁煙が難しければ、禁煙外来の利用をおすすめします。また、受動喫煙も健康に影響を及ぼすので、パートナーも禁煙するとベストです。

アルコールは控えめに

妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。「この量なら大丈夫」というものは確立していませんので、妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにしましょう。妊娠中は禁酒が原則です。

ストレスをため込まない

ストレスは食事や睡眠、生活全般に影響を及ぼします。ストレスをなくすことは難しいかもしれませんが、自分なりの発散方法を見つけましょう。

感染症に注意しましょう

性感染症

若い人の間で、性感染症が増えています。感染しても無症状のことが多く、治療に結びつかないこともあります。
性感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。
パートナー間で、感染症の予防や治療に取り組むことが大切です。

保健所では、無料で性感染症の相談や検査(HIVと梅毒の検査)を受けることができます。

加東健康福祉事務所ホームページ(北播磨県民いきいき情報)<外部リンク>

その他の感染症

他にも妊娠中にかかると、赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症があります。感染症から完全に身を守ることはできませんが、風しん、麻疹、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はワクチンを打つことで予防できます。
風しんは本人も気づかないうちにかかっていることがあるので、注意が必要です。ただし、妊婦さんは妊娠中は接種することができません。妊娠していなくても接種後2ヶ月は避妊が必要になるので、風しんワクチンを接種する必要があれば、妊娠を考える前に接種しましょう。
女性だけでなくパートナーや家族もワクチンを接種して、妊婦さんに感染させない環境づくりが大切です。

20歳になったら定期的に健診を受けましょう

女性は20代から、男性は30代からがん世代

女性は20代から子宮頸がんが増え、30代から乳がんが急増します。
年1回の子宮頸がん検診と月1回の乳房のセルフチェックを行い、40歳からは乳がん検診も忘れずに受けましょう。

三木市では毎年町ぐるみ健診を実施しています。
一般的な血液検査等以外にも、がん検診や歯周病検診等を受けることができます。ぜひご利用ください。

かかりつけ医を持ちましょう

現代の情勢は妊娠・出産回数が減ったことで月経回数が増え、月経に関する症状で日常生活に支障をきたす人が増えています。子宮内膜症を発症する人も多く、なかにはひどい月経痛や不妊に至ることもあります。我慢できない痛みがある人は気軽に医療機関に相談してみましょう。
また、女性は20代から子宮頸がんに罹患する人が増加します。将来の妊娠のためにも、予防と早期発見が重要です。そのためには子宮頸がん予防ワクチン接種と定期的な子宮頸がん検診の両方を受けることが効果的です。

三木市の事業

みき子育て応援Navi

三木市の町ぐるみ健診
健康診査やがん検診等のご案内ページです。

成人保健相談 
生活習慣の改善等でお困りの方は、ぜひ三木市の成人保健相談をご利用ください。
医師や保健師、栄養士、看護師等に相談できます。

みっきぃ☆健康アプリ
町ぐるみ健診などの受診をはじめ、毎日のウォーキングや運動、健康イベントの参加などでポイントを獲得できます。
貯まったポイントはマイナンバーカードで本人確認を行うことにより、電子マネーに交換し、買い物に利用できます。
楽しく健康管理ができるアプリです。ぜひご利用ください。

風しんワクチン接種費用の一部助成

子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの予防接種

参考

プレコンノート(国立成育医療研究センター) [PDFファイル/2.92MB]

プレコンセプションケアをみんなの健康の新常識に(厚生労働省)<外部リンク>

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