大地震の被害を最小限にするためにも、また災害からいち早く立ち直るためにも、地域ぐるみでの協力体制が欠かせません。また地域の自主防災組織に積極的に参加したり、組織のないところでは、町会などを中心に結成するようにしましょう。
イザというとき、小グループや個人個人がバラバラに防災活動をしても、地域全体としての効果は期待できません。組織の力を最大限に発揮できる体制を整えるには、自主防災組織づくりが不可欠です。自主防災組織は、まちぐるみで行う防災活動の拠点となるもので、町会や自治会などの単位で、住民が自発的に結成することが望まれます。
もし、私たちのまちに大災害が発生したら・・・電話の不通、道路事情の悪化、火災の延焼などにより都市機能は分断され、市町や防災機関による消火活動、救出救護などの防災活動が十分に果たせなくなることが考えられます。 このような事態から私たちが生き延びるためには、地域の協力体制が絶対不可欠となります。「私たちのまちは私たちで守る」という強い連帯意識をもって災害に負けないまちづくりを進めていきましょう。
自主防災組織をつくり、活発に継続させていくためには、地域の実情にあった組織として結成することが重要です。そのためには、すでにある町会や自治会などの活動の一環として設置したり、新たにつくる場合でも、地域の各種団体やグループなどと協力し合って、整備していくことが望まれます。一つの目標に向けての連帯感がわき、防災活動を効果的に行える規模が最適です。
また活動するにあたっては、活動の目的や組織構成、防災計画などを明確にしましょう。