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熱中症に気をつけましょう

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2025年5月1日更新
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熱中症とは

木陰 人間の身体は、平常時は体温が上がっても、汗をかいたり、皮膚温度が上昇することで、体温が外へ逃げる仕組みになっており、体温調節が自然と行われます。
 しかし、様々な要因によって、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、血液の流れが滞るなどして、体温の調節機能が働きにくくなることがあります。その結果、体温の上昇やめまい、けいれんなどの症状を引き起こした状態を熱中症といいます。
 熱中症は死に至る恐れのある病態ですが、適切な予防法を知っていれば防ぐことができます。
まわりで声をかけ合いながら、気をつけていきましょう。

 特に、5月以降の梅雨明けや、気温の急激な変化には注意が必要です。国は、4月1日~9月30日を「熱中症予防強化キャンペーン」とし、時期に応じた適切な熱中症予防行動の呼びかけ、効果的な普及啓発や注意喚起、広報活動を行っています。

 

                                  

                                                           イラスト:農林水産省

熱中症の発生状況(全国の令和6年度搬送状況)

  熱中症の発生状況について、発生場所は住居が最も多く、次いで道路、公園・駐車場などの屋外、工事現場などの仕事場の順となっております。部活動やゴルフ、ゲートボールといった屋外競技中、農作業や草刈り中などで発生しています。

 また、年齢別では65歳以上の高齢者が半数以上、次に成人(18歳以上65歳未満)、少年(7歳以上18歳未満)、乳幼児の順となります。

熱中症の症状

重症度によって、次の3つの段階に分けられます。

熱中症の症状と対策
重症度 症状 対策

重症度1

めまい、立ちくらみ
筋肉痛、こむら返り
手足のしびれ、気分の不快

涼しい場所に避難しましょう
衣服をゆるめ、体を冷やしましょう
水分・塩分を補給しましょう

重症度2

頭痛
吐き気、嘔吐
倦怠感(体がぐったりする、力が入らない)

涼しい場所に避難しましょう
衣服をゆるめ、体を冷やしましょう
水分・塩分を補給しましょう
足を高くして休みましょう
自分で水分を摂れなければ、すぐに病院へ

重症度3

重症度2の症状に加えて、
意識障害(呼びかけに対して反応がおかしい)
けいれん
手足の運動障害(まっすぐに歩けない、走れない)
高体温(体に触ると熱い)

すぐに救急車を要請してください!
氷や水で、首・わきの下・足の付け根などを冷やしましょう

熱中症になる原因

熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。

「環境」の要因  :気温が高い、湿度が高い、風が弱い、閉め切った室内
「からだ」の要因 :高齢者や乳幼児、肥満の方、糖尿病や精神疾患といった持病のある方など
「行動」の要因  :激しい筋肉運動、慣れない運動、長時間の屋外作業

これらの3つの要因により、熱中症を引き起こす可能性があります。

こんな人は特に注意!

1 こども

〇こどもが熱中症にかかりやすい理由

  • 熱しやすく冷めやすい特性(体温調整能力が未発達)
  • なにかに夢中になると、のどが渇いたことに気づきにくい
  • 自ら衣類の調節をしたり、涼しい環境へ移動するなどの手段がとれない
  • 地面に近いほど気温が高い(例:150cm:32.0℃、50cm:35.0℃)

☆次のことに気をつけましょう!

  1. 顔色や汗のかき方を観察しましょう(顔が赤く、ひどく汗をかいている場合には、深部体温がかなり上昇しているかもしれません。)
  2. 適切な飲水行動を学習させましょう
  3. 日頃から、適度に外遊びをし、暑さに慣れさせましょう
  4. 服装を選びましょう

 

2 高齢者

〇高齢者が熱中症にかかりやすい理由

  • 「暑い」と感じにくくなる(老化に伴い、皮膚の温度センサーの感度が鈍くなる)
  • 皮膚血流量と発汗量の増加が遅れ、体に熱がたまりやすくなる
  • 体内の水分量が減少する(若年者より体液量および血液量が少ないため)
  • のどの渇きを感じにくくなる(察知能力低下)

☆次のことに気をつけましょう!

  1. のどが渇かなくても水分補給をしましょう
  2. 「温湿度計」を置き、室内温度をこまめにチェックしましょう(冷房を積極的に使用して室温を28℃前後に保ちましょう)
  3. 1日1回、汗をかく運動をしましょう(日常的な運動習慣を身につければ、体温調節機能の老化を遅らせることができます)

高齢者のための熱中症対策 [PDFファイル/1.07MB]

3 農作業をしている方

 夏に向けて、農作業中に熱中症になる人が増えてきます。

農作業中の熱中症について

チェックシート

熱中症は予防が大切です!

熱中症予防のポイント!

  1. 無理をせず、早めに冷房を使用しましょう
  2. こまめに水分をとりましょう
  3. こまめに休憩をとりましょう
  4. 適度な運動、十分な睡眠と栄養をとりましょう
  5. 家族・地域で声をかけ合いましょう
  6. 天気予報・熱中症情報(暑さ指数)に気をつけましょう

熱中症の症状・予防法・対処法について [PDFファイル/985KB]

暑さ指数(Wbgt)とは?

 暑さ指数(Wbgt)は、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の多い、1.湿度、2.日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、3.気温の3つを取り入れた指標です。

三木市の現在の暑さ指数を調べてみよう!(環境省)<外部リンク>

     → 他言語の方はこちらから<外部リンク>

熱中症警戒アラート/特別警戒アラートとは【令和7年度運用期間:4月23日~10月22日​】

 熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症の予防をとっていただくよう促すための情報として、「熱中症警戒アラート」が運用されています。気温が著しく高くなる(暑さ指数Wbgtが33以上)と予測された日の前日や当日に発表され、熱中症の予防行動をとっていただくよう促すものです。アラートは環境省からのLINEやメールなどのSNSにて受け取ることができます。

 「熱中症特別アラート」は、過去に例がない危険な暑さが予想され、熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある前日に発表されます。最大限の予防行動をとっていただくよう促すものです。熱中症警戒アラートより一段上のもので令和6年に創設されました。

 アラートが発表された場合は、外出を控える、エアコンを使用するなど、自発的な熱中症予防行動をとるだけでなく、家族や周りの人への見守り・声かけも行いましょう。

熱中症警戒アラート等のLineサービス

 環境省が発表する熱中症特別警戒アラートや熱中症警戒アラート、暑さ指数の情報をLineで通知してくれます。

通知を受けとりたい都道府県と、受け取りたい暑さ指数を指定できます(最大5つまで)。登録方法はこちら<外部リンク>をご確認ください。

熱中症の応急措置

熱中症の応急措置<外部リンク>

 

 

クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の設置について

 三木市では、熱中症による健康被害を防止するため、冷房設備を備える公共施設を、気候変動適応法第21条第1項に規定する「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」に指定します。
「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、過去に例のない「危険な暑さ」となり、熱中症による重大な被害が生じる恐れがありますので、発表された場合は、よりいっそうの熱中症予防行動をお願いします。​

 三木市のクーリングシェルターについては、三木市クーリングシェルターをご覧ください。

 

 

 

 

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