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本当は怖い~高血圧について~

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2024年3月1日更新
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高血圧ってどんな病気?予防と対策について

そもそも血圧って?高血圧って?

 血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が血管の壁を押すときの圧力のことで、心臓が縮んだり広がったりすることで発生します。血圧の値は、心臓から押し出される血液量(心拍出量)と、血管の収縮の程度やしなやかさ(血管抵抗)によってきまります。

 血圧には収縮期血圧と拡張期血圧があります。一般的に収縮期血圧は最高血圧、拡張期血圧は最低血圧と言われています。
収縮期(最高)血圧とは、心臓が収縮し血管にもっとも強い圧力がかかっているときの値で、拡張期(最低)血圧は、心臓が拡張しているときに血管にかかる圧力の値と言われています。

 では、高血圧とはどういう病気でしょうか?
高血圧は、日本で最も患者数の多い生活習慣病と言われています。ほかの病気の引き金になる可能性の高い病気です。
収縮期(最高)血圧が140mmhg以上の場合、または、拡張期(最低)血圧が90mmhg以上の場合、あるいは両方を満たす場合に高血圧と診断されます。放置すると、動脈硬化が進行し脳卒中や心臓病、腎臓病などの重大な病気になる可能性が高くなります。

高血圧について [PDFファイル/929KB]

三木市の現状

 三木市では、令和4年度に介護保険主治医意見書を基に、要介護状態となった病名、要介護状態に遷移しやすい基礎疾患についての分析を行いました。初回認定で「要介護2」に認定された病名分析を行った結果、生活習慣病、それに起因した重症化疾患及び認知症に占める割合が大きくなっています。また、介護に影響を及ぼしやすい生活習慣病の基礎疾患のうち、高血圧はすべての重症化疾患へ繋がりやすいという結果になっています。

三木市分析結果はこちら [PDFファイル/1.12MB]

 三木市の国民健康保険加入者の健康診断で高血圧(最高血圧140以上/最低血圧90以上)と判定された割合分析を行った結果、国民健康保険加入者は減少している一方で、高血圧と判定される割合は増加傾向にあります。男女比はそれほどの差はありません。

高血圧判定の割合はこちら [PDFファイル/648KB]

高血圧の症状・合併症について

高血圧の症状は?

  高血圧はサイレントキラー(静かなる殺人者)と言われるように、ほとんどの人が自覚症状がないのです。しかし、合併症による死亡件数も多いため、自分で自分の身体を知ることが重要となります。そのため日常生活の中で定期的に血圧測定を実施し、自分の血圧の状態を知り、管理・早期の対応ができるようにしていきましょう。

 高血圧の要因をセルフチェックしてみましょう。
セルフチェックはこちらから [PDFファイル/746KB]

正しい血圧の測り方

 血圧は24時間変動しており、気温、体調、食事、ストレスなどでも変動します。そのため、毎日同じ状況下で、家庭での血圧測定を行い記録するようにしていきましょう。実は、血圧にはいくつか種類があります。その中でも、家庭血圧が優先されることが多いため、家庭での血圧測定を行い『家庭血圧』を把握することが大切です。

~家庭血圧の正しい測り方~  

  • 朝夜の1日2回測定しましょう
  • 測定前に食事や飲酒はせず、トイレを済ませる
  • 適温の部屋で1~2分程度座り、呼吸を整えてから測定する
  • 血圧計と心臓の位置を合わせ、測定中の会話はしない
  • 継続して記録し、主治医へ結果を見せる                             

高血圧となる要因・高血圧が引き起こす合併症について

 高血圧となる要因は《年齢・遺伝・食事・アルコール・糖尿病・肥満・メタボ》です。高血圧となった結果、血管への強い負担・血管の損傷が起こり、動脈硬化となります。動脈硬化になることにより、脳卒中(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血)、心臓病(心筋梗塞・狭心症・心不全)、糖尿病合併症(腎不全)、と様々な合併症を引き起こすリスクが高まります。

 

目指せ生活改善

  • 食塩の摂りすぎ
  • エネルギーや脂肪分の摂りすぎ(肥満)
  • 運動不足
  • 喫煙
  • アルコールの摂りすぎ
  • ストレス

上記は血圧を上げる原因となります。

食生活の改善

 □薄味を心掛ける(食塩は1日6g未満を目標に)
 □1日3食規則正しく、朝食はしっかり食べる
 □よく噛んで、ゆっくり食べる
 □揚げ物や脂身の多い肉食中心ではなく、魚や大豆製品中心の食生活に変更する
 □外食の回数を減らす
 □お酒は適量を守る
 □野菜や果物を積極的に食べる

食事の塩分量を知ろう [PDFファイル/627KB]
食塩排出の味方『カリウム』について [PDFファイル/780KB]

栄養成分表での食塩相当量を知ろう

  外食・お惣菜などでよく目にする「栄養成分表」。その中に食塩相当量の記載はありませんが、計算式で算出することができます。この機会に計算方法を覚え、外食やお惣菜購入時に役立てていきましょう。

 【食塩相当量(g)=ナトリウム量(mg)×2.54÷1000】

 例えば・・・
100gのコロッケを1つ購入した際に、ナトリウム290mgと標記されていました。
 計算式に当てはめ計算すると【290(mg)×2.54÷1000=0.7366】となり、100gのコロッケの中に含まれる塩分量は約0.7gとなります。

 この計算式を使用し、1日の塩分量を6g未満に調整してみましょう!

運動習慣

 □1日1,000歩、歩く距離を増やす(1,000歩は約10分の距離です!)
 □エスカレーターやエレベーターを使わず、なるべく階段を使う
 □散歩がてらウォーキングをする
 □家事をこまめにする
 □週に1回は軽く汗をかくスポーツをする

その他

 □喫煙者は禁煙する 
 □睡眠は十分とり、ストレスは早めに解消する
 □自分の血圧を定期的に測定する  
 □入浴時など、血圧の上昇に注意する

禁煙支援について<外部リンク>
健康ひょうご21県民運動【禁煙サポート】<外部リンク>

関連情報

 三木市ではヘルシーウォーク~今より1,000歩歩こう運動~を実施しています。 
ヘルシーウォークについて

 『みっきぃ☆健康アプリ』は市民の健康づくりを応援する制度です。
『みっきぃ☆健康アプリ』について

 健診・がん検診 ~年に一度、特定健診・がん検診を受けしましょう~
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 食の健康について
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