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法光寺 境内出土五輪泥塔(県指定文化財)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2019年2月1日更新
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法光寺 境内出土五輪泥塔                     (ほうこうじ けいだいしゅつどごりんでいとう)

指定区分 県指定文化財
種  別 考古資料
指定年月日 昭和47年3月24日
年  代 鎌倉時代
所有者 法光寺
所在地 吉川町法光寺287
概  要  

 もともとは、五輪塔の東側の丘陵上に埋納されていたという。そこから採集されたもののうち、形のよいものだけを法光寺で保管し(県指定文化財分)、残りをすべて五輪塔下の地中に埋納されたのではないかと思われる。ただ、丘陵中に埋納された時期や性格はわかっていない。

 1個あたりの前長は6・5cm前後、幅2・5cm前後で、表面には梵字が認められ、裏面には「阿弥陀八万四千内」の八文字が捺印されている。泥塔の出土状況から、概ね700~800個体程度作られたのではないかと考えられる。

 土でできた泥塔は、「泥塔供養」として京都の貴族や皇室の間で流行したが、法光寺出土のものは、中央の宗教文化の地方へ伝播した様子を伝える貴重な史料である。

五輪泥塔