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二天門(中門) (市指定文化財)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2019年2月1日更新
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二天門(中門)(にてんもん(ちゅうもん))

指定区分 市指定文化財
種  別 建造物
指定年月日 平成22年11月17日
年  代 江戸時代前期(慶安4年)
所有者 伽耶院
所在地 志染町大谷410
概  要  

 『大谷山大谿寺縁起幷記録』及び金剛柵の墨書によると、慶安2年(1649)に着工し、同4年竣工したと考えられる。門の両脇後間に安置されている二天像には慶安3年の銘があり、二天門の造立時期の傍証となっている。

 造立者は、東一坊澄順で、大工は、「当国明石住水田作右衛門藤原勝長」とされる。「水田作右衛門藤原勝長」は、正保5年(1648)の多宝塔建立にも携わっている。

 建立後の修理時期については、寛政6年(1794)、屋根葺き替えの鬼瓦に記銘があるほか、大正15年(1926)から昭和3年(1928)にかけての修理棟札が小屋内にある。なお、平成14年から19年にかけて地盤強化、軒回り、小屋組解体工事を実施している。

 門の側面に用いた二重虹梁蟇股式(にじゅうこうりょうかえるまたしき)の妻組工法(つまぐみこうほう)と、多種多様な刳形(くりかた)を用いた部材で古式に組み立てられた妻飾りを有する切妻造(きりづまづくり)の八脚門となっている。

伽耶院 二天門