登録区分 | 国登録文化財 |
種 別 | 有形民俗 |
登録年月日 | 平成25年3月12日 |
年 代 | 江戸時代~近代 |
所 有 者 | 三木市 |
所 在 地 |
上の丸町5番43号 三木市立金物資料館 |
概 要 | |
三木金物は、江戸時代後期には、主に京都・大坂に供給する大工道具を製品ごとの分業で製作し、販路も全国に拡大した。 この資料は、江戸時代以来の鋸、鑿、鉋、小刀などといった大工道具を製作するための鍛冶用具とその製品の網羅的な収集、折り込みナイフや日本剃刀といった明治以降の道具の鍛冶用具と製品も収集され、近代以降に三木で考案されたといわれている鍛冶用具も含んでいる。また、製品は、用途に応じた様々な形状のものが収集されているほか、各工程の半製品も収集されている。 製品ごとの分業という江戸時代以来のこの地域の伝統的な鍛冶の様相や、近代以降の鍛冶の展開、各製品の製作技術の実態がよくわかることから、我が国の鍛冶の実態や変遷を知るうえで注目される資料である。 |