三木市別所町東這田・高木・別所町高木三木山国有林
神姫バス 30・31系統【三木鉄道代替バス】 高木西バス停・東這田東バス停下車 徒歩8分(法界寺境内南側登城口)
法界寺入口北東側に法界寺参詣者用の駐車場あり
史跡説明板、遺構解説板、展望台(三木ホースランドパーク馬道)、入口階段
三木と姫路を結ぶ姫路道の南側に建つ法界寺の背後の山上に位置する。北東に三木城跡とその先に秀吉の本陣平井山ノ上付城跡を見通すことができる。城主は、羽柴秀吉の重臣・宮部継潤と伝わる。天正7年(1579)4月に織田信忠の軍勢が築いた6箇所の付城の1つと考えられる。平成20年度に三木市教育委員会が発掘調査を実施した。
東の主郭(A)西の副郭(B)からなる本郭部、本郭部北側の谷部に展開する段状の平坦地群(C)と本郭部南側の土塁a・bで区画された平坦地D・Eの駐屯地からなる二重構造の付城である。主郭南側に馬出状の小曲輪(F)を配し、防御を固めている。
なお、別所氏を支援する毛利軍が明石方面から三木城へ兵糧を運び込むのを防ぐために織田方が築いた土塁が、当城を起点として築かれており、この城の南東側には6条からなる土塁(朝日ヶ丘土塁)が残っている。
※展望台については、老朽化していますので、大人数で入らないでください。
※法界寺境内南側(裏側)の入口から登城できます。
這田村法界寺山ノ上付城跡・朝日ヶ丘土塁 測量図
法界寺境内南側登城口
段状の平坦地群(C)(北西から)