三木市別所町高木三木山国有林
神姫バス 76・77系統【三木別所観光ルート】(土・日曜日) 大山北バス停下車徒歩5分
史跡説明板
高木大塚城の南東約450メートルに位置する。天正7年(1579)4月に織田信忠の軍勢が築いた6箇所の付城の1つと考えられる。城主は不明である。
平成23年度に三木市教育委員会が発掘調査を実施した。
調査の結果、昭和30年頃の土取りで破壊を受けていたものの、周囲に堀(幅2・5~4・5メートル、深さ1・4~1・9メートル)が巡っていたこと、曲輪は比較的軟質な盛土により造成されていたことが確認できた。
南側に東西に延びる高木大山土塁Aは、高さ0・7メートルを測り、内側土塁線である高木大山土塁B・Cが直交して連結する。
高木大山付城跡 測量図
高木大山付城跡 現況
ホースランドパーク周辺付城跡コース [PDFファイル/2.02MB]
全長23メートル 基底部幅1・8~4・0メートル 高さ0・2~0・7メートル
高木大山付城跡の南側に位置する東西に延びる土塁である。平成23年度に三木市教育委員会が発掘調査を実施した。
土塁は基本的に両脇に溝を掘削し、単純に土を積み上げて整形されたものであることが判明した。
高木大山土塁A
全長(現況)28メートル 基底部幅4メートル 高さ0・3メートル
高木大山付城南側の南北に延びる内側土塁線である。平成7年度、三木ホースランドパーク等建設に伴い、兵庫考古学研究会が北端部分の発掘調査を実施した。
土塁は基本的に両脇に溝を掘削し、その土を盛り上げて築いたものであることが判明した。
全長(現況)24メートル 基底部幅3~5メートル 高さ0・5~0・7メートル
高木大山付城の西側から南下する外側土塁線である。高木大山土塁Cの西に平行し、東側に溝がみられる。平成7年度、三木ホースランドパーク等建設に伴い、兵庫考古学研究会が部分的に発掘調査を実施した。
土塁は、ほぼ水平に積み上げられるタイプ、中央部を高く盛った後に両脇を斜めに積まれているタイプ等が判明した。