指定区分 | 国登録文化財 |
種 別 | 建造物 |
登録年月日 | 令和元年12月5日 |
年 代 | 江戸時代末期、明治時代、大正時代後期、昭和2年 |
所 有 者 | 個人 |
所 在 地 | 三木市本町2丁目980番地、1121番地 |
概 要 | |
三木市中心部に位置する黒田家は、代々金物問屋を営む商家。 街路に北面して建つ店舗兼主屋は、本瓦葺きの屋根の正面側を途中から一段下げ、下屋とともに軒を三段に見せ、下屋の屋根の中央に大鋸(おが)の看板を据える。 座敷棟は主屋南西に斜めに取りつく。主座敷には床、棚、書院を備えるなど、上質な商家の接客座敷となっている。 敷地奥側には主屋南面東端に取り付く味噌蔵、桁行10・9mの東蔵、南東隅の東南隅蔵、桁行9・0mの南蔵、南西隅の大規模な西南隅蔵、桁行18・3mと長大な西蔵が、敷地境界に沿って連続して建ち、商品、家財、文書などを収める。 離れは、敷地西側北寄りに建ち、切妻造り2階建ての接客棟と南に平屋建ての書斎が付く。西蔵とともに敷地西側を構成する。 内蔵は、敷地の北西隅、離れの北に並ぶ土蔵造りの商品蔵で、現在は家財と文書を収める。 外塀は敷地北辺、店舗と内蔵の間を塞ぐ土塀で、店舗兼主屋、内蔵とともに屋敷の表構えを整える。 黒田清右衛門商店は、近世から近代にかけて整備した金物問屋の建物が良く残る。 |
黒田清右衛門商店 外観
黒田清右衛門商店 座敷棟奥ノ間