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木造不動明王立像(市指定文化財)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2020年4月22日更新
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木造不動明王立像(もくぞうふどうみょうおうりゅうぞう)

指定区分 市指定文化財
種  別 彫刻
指定年月日 令和2年4月15日
年  代 平安時代中期
所有者 伽耶院
所在地 志染町大谷410
概  要  

 伽耶院本堂の内陣に祀られている。像高91.8cm。広葉樹材による一木造りで、頭頂の突出部から台座の一部まで共木で彫出する。古風な構造や造形から10世紀末から11世紀初頭頃の作と推測される。

 現状古色を呈するが、天冠台のうち炎髪より前の部分、上歯、上腕半ばと両足脛下方に金箔の痕跡がある。炎髪を表すこと、耳を隠して弁髪を垂下させること、天冠台風の冠など図像的に異色な点が多い。

 天台、真言双方に端を発する姿が相互に影響を与え合っていた様子をうかがわせる作例であり、平安時代中期に遡る三木市最古級の仏像として貴重な遺品である。

不動明王立像(平安中期)