指定区分 | 市指定文化財 |
種 別 | 彫刻 |
指定年月日 | 令和2年4月15日 |
年 代 | 平安時代後期 |
所有者 | 伽耶院 |
所在地 | 志染町大谷410 |
概 要 | |
伽耶院本堂の内陣に祀られている。像高74.7cm。平安時代後期頃の作と考えられる。広葉樹材による一木造りで、木心は首の右後ろをかすめるようにして肩上に含む。現状はかなり素地が見えているが、当初は彩色像であった。国重要文化財の木造毘沙門天立像は像高77.2cmと本像と大きさが等しく、丸みを帯びた顔の形や体格など作風的にも共通する。構造も、本像とよく似た木質の広葉樹材による一木造りで、木心を頭部左後方に含む。 当初は、不動明王立像と毘沙門天立像で一対をなしていたと考えられ、貴重な遺品である。 |