指定区分 | 市指定文化財 |
種 別 | 彫刻 |
指定年月日 | 令和2年4月15日 |
年 代 | 室町時代前期 |
所有者 | 伽耶院 |
所在地 | 志染町大谷410 |
概 要 | |
伽耶院本堂の内陣に祀られている。像高76.0cm。14世紀後半頃の作と考えられる。針葉樹の寄木造りである。三面三目六臂像で、五鈷鈴と五鈷杵、羂索と火焔宝珠、三鈷柄剣と鉞を持物とする。条帛に天衣、裙と腰衣を着け、炎髪を逆立て開口し、岩座上に素足で直立する。三面とも彫眼、当初肉身は朱色であったと想定される。細身の体躯を覆う着衣には大ぶりな衣文が刻まれ、忿怒の形相を抑える。 中世に遡る三宝荒神の遺例は、全国で十指に満たず、貴重な遺品である。 |