ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 三木市立みき歴史資料館 > 木造三宝荒神立像(市指定文化財)

木造三宝荒神立像(市指定文化財)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2020年4月22日更新
<外部リンク>

木造三宝荒神立像(もくぞうさんぽうこうじんりゅうぞう)

指定区分 市指定文化財
種  別 彫刻
指定年月日 令和2年4月15日
年  代 室町時代前期
所有者 伽耶院
所在地 志染町大谷410
概  要  

 伽耶院本堂の内陣に祀られている。像高76.0cm。14世紀後半頃の作と考えられる。針葉樹の寄木造りである。三面三目六臂像で、五鈷鈴と五鈷杵、羂索と火焔宝珠、三鈷柄剣と鉞を持物とする。条帛に天衣、裙と腰衣を着け、炎髪を逆立て開口し、岩座上に素足で直立する。三面とも彫眼、当初肉身は朱色であったと想定される。細身の体躯を覆う着衣には大ぶりな衣文が刻まれ、忿怒の形相を抑える。

 中世に遡る三宝荒神の遺例は、全国で十指に満たず、貴重な遺品である。

三宝荒神立像