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伽耶院開山堂(県指定文化財)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2019年2月1日更新
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伽耶院開山堂(がやいんかいさんどう)

指定区分 県指定文化財
種  別 建造物
指定年月日 平成22年3月19日
年  代 江戸時代(明暦2年)
所有者 伽耶院
所在地 志染町大谷410
概  要  

 二天門の上「毘沙門さんの黄金池」の西側の少し高くなった護摩壇の東側に位置している。 『大谷山大谿寺縁起幷記録』や墨書によると、明暦2年(1656)、京極右近源高供の寄進により、東住中興第四世東一坊澄順が当寺院の開祖法道仙人の御影堂として建立されたという。

 母屋の背面の東西両側に脇仏壇が張り出し、外郭は正面と両側面の三方に縁を付して擬宝珠高欄(ぎほうじゅこうらん)を置く。向拝は、象鼻を装い、見返しに菊葉絵様の籠彫り彫刻をあしらった極彩色の手挟を施している。

 正面は三間とも双折両開桟唐戸(もろおれりょうびらきさんからと)、側面は前端部蔀戸、中央間の前方半間部分に火頭窓を用いている。内部は、長押(なげし)と天井の間に琵琶を奏でる飛翔女を描くなど、極彩色で華麗な壁面で彩られている。また、来迎壁を設けて漆塗り、金箔、色彩などで彩られた宮殿を安置している。

伽耶院開山堂