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与呂木古墳出土石枕(市指定文化財)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2021年4月21日更新
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与呂木古墳出土石枕(よろきこふんしゅつどいしまくら)

指定区分 市指定文化財
種  別 有形文化財(考古資料)
指定年月日 令和3年4月16日
年  代 古墳時代中期(5世紀初頭~中葉)
所有者 三木市教育委員会
所在地 上の丸町4番5号(みき歴史資料館)
概  要  

 与呂木古墳の主体部である組み合わせ式箱形石棺内に設置されていた。単独の石枕であり、最長辺(横)41.3cm、中央の幅約22cm、厚さ約8cmを測る。赤色顔料が石枕全体に付着している。被葬者は出土人骨から女性と鑑定されている。兵庫県下における単独の石枕の出土例は与呂木古墳を含めて4例あり、そのうち播磨では2例、東播磨では唯一のものである。
 石棺の内部に石枕という特殊な石造物を有することか ら、被葬者がこの地域でかなりの権力を有していたことを彷彿させるものであり、また、赤色顔料の付着・使用は、大和王権との関係を示唆するものである。石棺の被葬者が女性であることも、当時の社会情勢等を考察する上で、考古資料としての価値は高い。

与呂木古墳出土石枕与呂木古墳出土石枕 断面与呂木古墳遠景

与呂木古墳組み合わせ式箱形石棺