地場産業・金物
地場産業・金物
三木市の金属製品(三木金物製品含む)は、2020年工業統計調査(2019年実績)によると、三木市の工業出荷額の約13.8%を占めています。また、三木金物の得意分野である利器工匠具、手引のこぎりの全国シェアは約12.9%となっています。現在では伝統的な利器工匠具類の比率は低下し、新しく工具を中心とした製品が多く開発、生産されています。事業所の規模は小規模な事業所が多数を占めており、家内工業型が多く、経営者や従業者の高齢化も進んでいるのが現状です。半面、優れた技能を持った人材が多く、すそ野が広い産業でもあることから、多品種少量生産ニーズにシフトしやすい地盤を持っています。
そこで三木市では、三木金物ニューハードウェア賞製品への助成を行い、新製品の開発、デザイン開発力を強化し、三木金物を全国の金物店にPRするとともに、金物大学を開催しています。
また、幕張メッセで行われる日本最大級の見本市「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW」など、見本市への出展に対する補助や海外市場の開拓を目指し、三木金物のブランド化を推進する事業への支援にも取り組みます。